2019年 11月 22日 (金)

ドラ1高橋、快挙の陰に炭谷の貢献 巨人OB・林昌範氏「うまく安定させた」

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   巨人のドラフト1位ルーキー高橋優貴投手(22)がプロ入り初先発で初勝利を挙げた。巨人は2019年4月4日、東京ドームで阪神と対戦し、10-1で大勝した。開幕ローテーションの6番手として先発のマウンドに上がった高橋は、6回101球を投げて4安打1失点と阪神打線を抑え込みプロ初白星。球団の大卒新人による初登板初先発初白星は、60年の青木宥明以来59年ぶりの快挙となった。

   巨人、日ハム、DeNAで投手として活躍し、現在、船橋中央自動車学校に勤務しながら野球解説者を務める林昌範氏(35)は、高橋のプロ初先発をどのように見たか。J-CASTニュース編集部が聞いた。

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「シーズン最初の登板では早く1つアウトがほしいもの」

   まず、林氏が注目したのが阪神の1番打者・上本博紀内野手(32)との対戦だ。高橋が投じた1球目、137キロの直球が上本の止めたバットに当たりピッチャーゴロに。高橋はわずか1球でプロ初アウトを取った。

   林氏は「先頭打者に対してどのような投球をするのか注目していました。プロで何年もやっている投手でも、シーズン最初の登板では早く1つアウトがほしいもの。先頭打者がヒットで塁に出ると、色々なことを考え出してしまう。最初のアウトを簡単に取れたことで、高橋選手はかなり落ち着けたと思います」と、1球で上本を打ち取ったことがその後の流れを作り出したと指摘した。

   八戸学院大時代には北東北大学リーグで通算20勝、リーグ最多となる通算301奪三振の新記録を樹立。プロ初のマウンドでも140キロ台の直球にスライダー、シンカーを織り交ぜて阪神打線から5つの三振を奪った。5回には甘く入ったスライダーを坂本誠志郎捕手(25)に捕らえられ本塁打を許したものの、失点はこの1点のみで、打者22人を4安打に抑えた。

   この日の高橋の投球について林氏は「適当に、良い意味で真っすぐが荒れていました。バッターは的を絞りづらかったと思います。キャッチャーがアウトコースに構えていてもインコースにきたり、ストレートとスライダー、シンカーのスピードの落差も大きかった。変化球をカウント球、勝負球に使えていたのも大きかったと思います」と話した。

   ただ、林氏は高橋の投球で気になった点があったという。「ひとつ気になったのは追い込んでからの真っすぐが力んで引っ掛かり気味になっていたところです。力みからボールが指に引っかかっていました。このようなシーンが増えると、年間を通してどうしても球数が増えてしまいます。今後の課題になってくるのではないでしょうか」と指摘した。

疲れが出る中盤・終盤にどう戦うか

   この日は主砲・岡本和真内野手(22)の2本を含む4本の本塁打が乱れ飛び、6回までに大量9点を積み上げた。打線の強力援護により精神的に余裕が生まれたと見られるが、林氏は、炭谷銀仁朗捕手(31)の好リードも、高橋のプロ初勝利の大きな要因となったとみている。

   「炭谷選手はいい配球をしていました。高橋選手との息も合っていました。宮本コーチもベンチで高橋選手を安心させようと毎回のようにコミュニケーションを取っていましたし、炭谷選手もうまい具合に高橋選手のことを安定させたと思います」と、炭谷捕手の存在感について言及し、最後に今後の課題について語った。

「シーズン中盤から終盤にかけて疲れが出た時に、直球がきっきり制球できるかが重要になってきます。先発投手はいつでもストライクを取れる球種が少なくても2つ必要になります。高橋選手のスライダー、シンカーはおおまかですが、ストライクゾーンにきていてカウントが作れていますが、今後は他球団もデータを取ってきますので、次戦からの投球に注目したいです」
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