2020年 4月 9日 (木)

「4万4000円の手当と聞いたのに、明細には1万5000円しか...」 増えたはずの補助金は、保育士たちの手にちゃんと届いているのか

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   低賃金とされる保育士の処遇改善のため国や自治体が出している補助金について、保育士から「受け取ってる感じがしない」と不満が相次いでいる。

   国などは、補助金は保育園を通じて保育士らに支払われているはずだとするが、なぜ不満が多いのだろうか。

  • 保育士の待遇にも依然として不満が(写真はイメージ)
    保育士の待遇にも依然として不満が(写真はイメージ)

キャリア研修「行ったという人聞かない」

「議員さんから4万4000円の手当と聞いたのに、皆の給与明細には、1万5000円としかありませんでした。キャリアアップのために行かなければならない研修にも、行ったという人は聞いていないんですよ」

   東京都から補助金支給がある保育園に勤めていた30代保育士女性は、J-CASTニュースの取材に対し、こう不満を漏らした。つまり、保育士らに補助金があまり行き渡っておらず、人手を割かれる研修への派遣も保育園は消極的だということだ。

   内閣府では、保育士の処遇改善の手当に充てるため、2013年度から保育園に補助金を出している。年々、1人当たりの額は増えており、18年度は月額3万8000円のアップになった。17年度には、新しい役職を作って、そこにキャリアアップした中堅保育士に支給を始め、月額は最大4万円となっている。都でも、15年度から独自にキャリアアップ補助金を出すようになり、17年度からは平均で4万4000円を支給している。

   ところが、この国の処遇改善についても、ネット上では不満の声が相次いでいる。

   4月に入って、政府が国会で、保育士の処遇改善の結果、これまでに月額3万8000円上がるなどしたと答弁すると、「そんな保育士見たことない」などとツイートされ、共感の声が次々に寄せられた。

   保育士の求人サイト「FINE!保育士」を運営しているネオキャリアが2017年6月に発表した国や自治体の政策についての調査結果によると、アンケートに答えた保育士ら約300人の多くが処遇改善に否定的だった。

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