芸能事務所を通さず、タレントが直に仕事を引き受ける、いわゆる「闇営業」について、テレビプロデューサーでタレントのデーブ・スペクターさんの発言が話題になっている。「カラテカ」入江慎也さん(42)の契約解除によって、一気に知名度が高まった「闇営業」。デーブさんは、ツイッターで苦言を呈した上で、テレビ番組でも改めて、その真意を語った。「天才漫才師ならともかく」などとツイートデーブさんは2019年6月7日、ツイッターで、「吉本のタレント解雇だけど闇営業以前に天才漫才師ならともかく基本的に吉本の力やバーターで出てる事をもっと自覚せよ」と投稿。依頼者が怪しいかどうか調べられないのか、と苦言を呈しつつ、「いらないタレントの押し付けに辟易してる視聴者やテレビ局に余計にひく理由を与える事の責任を持て」ともツイートした。デーブさんのツイッターは、いつも時事に絡めたダジャレ投稿が多いため、フォロワーからは、「明日天変地異でも起きそうな真面目なツイート」「ダジャレ以外のことを言うなんてかなり危険な状況」「どこにギャグが隠されているのか、何回も読んでしまいました」などと驚く声が相次いだ。デーブさんの発言は、レギュラー出演している9日の「サンデー・ジャポン」(TBS系)でも紹介された。そこでツイートの真意を問われたデーブさんは、改めて「バーター」(ここでは人気タレントと、売り出し中のタレントをセット出演させることを指していると思われる)について語った。「自分が出続けられていることは、事務所の力だってことの自覚さえあれば...」放送でデーブさんは、副業そのものはいいが、今回の例は「明らかに内緒でやってる」と指摘。通常は事務所を通して、正式に依頼すると説明した。そして「一番頭にくる」こととして、「大手事務所、ちょっと決めつけはいけないんですけれども、大量生産みたいに安易に誰でも入(い)れちゃうんですよ。それで面白い人がいるからいいんですが、それ以外は『バーター』とか『ごり押し』で出てるじゃないですか。その自覚が足りないのが多すぎるんですよ」と話して、次のように続けた。「テレビ離れが今深刻になっている時世ですので、『どうして人がテレビ見なくなる』っていう背景にも、これも大きいと思うんですよ。つまりですね、自分が出続けられていることは、事務所の力だってことの自覚さえあれば、こんなこと絶対しないと思うんですよ」視聴者からは、「デーブさん良いこと言うね」「ごもっともな意見だなぁ、デーブ」「デーブの闇営業についての見解、興味深い」といった好意的な反応が続出している。ちなみに、デーブさんはサンジャポ放送直前に、「おそ松くんもやってた→イヤミ営業」とダジャレツイートをしていた。
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