2019年 6月 19日 (水)

金満打線が1300万円左腕に3回パーフェクト... 巨人は補強戦略を強化?

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   巨人は2019年6月11日、メットライフドームで西武と対戦し、0-4で敗れ今季2度目の完封負けを喫した。西武の先発・佐野泰雄投手(26)に3回までパーフェクトに抑え込まれた。年俸1300万円(金額は推定)左腕に強力打線が出鼻をくじかれ、後続にも打線が沈黙。西武の11安打に対して巨人はわずか3安打の完敗で、チームはなんとか2位を死守したものの、3位・阪神とはゲーム差なしの展開となった。

   西武・今井達也投手(21)の発熱により急遽、先発を任された佐野。開幕からここまで中継ぎとしてのマウンドが続き、今季初先発となった。西武の苦しい台どころ事情からくる「ブルペンデー」となったが、巨人打線は佐野に対して4回1安打。5回からマウンドを引き継いだ3投手にも軽々とひねられ、屈辱の完封リレーを許した。

   破壊力抜群の打線を誇る西武だが、投手陣が不安の種となっている。チーム防御率はヤクルトと並び12球団ワーストの4.75。セ・リーグトップのチーム打率を誇る巨人と打撃戦が予想されたが、ふたを開けてみれば重量打線は完全に沈黙。好機にあと一発が出ず、勝負弱さを露呈したゲームだった。

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主砲・岡本の不振に続いて助っ人外国人も...

   本来ならば、今季初先発の佐野を初回にじっくりと攻めたいところだったが、わずか6球で初回の攻撃が終了。4回、坂本勇人内野手(30)の四球と丸佳浩外野手(30)のチーム初安打で1死1、2塁とし、この日初めて好機を迎えたが、4番・岡本和真内野手(22)が佐野の初球を内野に転がし併殺。主砲の早打ちが、反撃ムードを断ち切ってしまった。

   好機を生かせない主砲、そしてより深刻なのが助っ人外国人の低迷だろう。7番・サードでスタメン出場したクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)が、ことごとく好機で凡退した。5回1死1塁では併殺打、7回2死2、3塁の場面では三球三振。開幕から39試合に出場して打率224.と、年俸総額2億円超(金額は推定)で獲得した現役メジャーリーガーが、チームの足を引っ張る形となっている。

   原辰徳監督(60)は6月4日に今季初めて岡本を4番から外して坂本を4番に据えた。その後も2日連続で阿部慎之助捕手(40)をDHで4番に起用する采配を見せた。ビヤヌエバに対しても5月に2軍降格の非情采配を振るったが、ここ一番の勝負弱さは相変わらず。指揮官も頭が痛いところだろう。

「歯車が狂いだすとヒットすら出なくなる」

   セ・リーグ首位の広島が交流戦で苦戦していることから、ゲーム差にさほど変化は見られないが、3位・阪神にゲーム差なしで猛追されている。昨オフ、野手の大型補強に成功し、チームの打撃部門ではリーグトップを独占。82本塁打は断トツトップで、最少となる中日の41本の2倍だ。チーム打率264.と278得点もリーグトップにありながら、広島とのゲーム差はなかなか縮まらないのが現実だ。

   在京球団の関係者は「これだけホームランが多いわりに試合で勝ち切れないのは、打線につながりが見られないからです。長距離ヒッターばかりを補強したので、ホームランの本数は出るが、タイムリーが出ない。巨人の打線は確かに一発があるので怖いですが、逆にいえば、球を低めに集めて一発を警戒すればそれほど怖くはない。打撃陣の調子の波が合えば二桁得点することもあるが、歯車が狂いだすとヒットすら出なくなる。これが今季の巨人の特徴です」と指摘する。

   代打の切り札として、阿部が控え、アレックス・ゲレーロ外野手(32)も代打要員に甘んじている。さらには2軍で調整中の中島宏之内野手(36)も不調にあえいでいる。前出の関係者は「原監督は結果を出さない選手には容赦ないので、今季限りの選手も出てくるでしょう。それを受けてまた、野手を補強してくると思います。原監督は全権監督といわれているくらいですから、要望があれば球団は首を縦に振らざるを得ないでしょう」と話した。

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