2024年 4月 25日 (木)

韓国国会議長「日本国民に謝った」 でも菅官房長官は「鳩山さんとの会談で、ですからね...」真意はどこに

日本政府は発言評価せず

   だが、日本政府はこの発言を評価していない。菅義偉官房長官は6月14日午前の会見で、苦笑いしながら「まあ、鳩山さんとの会談で、ですからね...コメントは控えます」と述べるだけだった。

   この発言を念頭に置いているのか、鳩山氏は6月15日夜、

「議長はご自分から自身の天皇陛下の謝罪発言のことを話し始められ、誤解された面もあったが申し訳なかったと謝罪をされた。私が求めた訳ではなかったが、前日の延世大学での私の講演録を読んでいておられた。私個人にではあったが日本国民に謝られたのである」

とツイート。文氏の「謝罪」の意義を強調した。

   鳩山氏は6月12日、ソウル市内にある延世(ヨンセ)大学の講演で、15年末の慰安婦合意の「最終的かつ不可逆的」という文言が「高圧的」だとして、日本人は謝罪の気持ちを持ち続けるべきだと主張。大法院(最高裁)が日本企業に対して元徴用工らへの賠償を命じた問題では、判決に従って、賠償金を支払うべきだと主張していた。文氏は、こういった鳩山氏の発言について「肯定的な評価」を示したという。文氏は「謝罪要求」問題について「謝罪」したとしても、それ以外の問題については、対日批判で鳩山氏と意見が一致した可能性もある。

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