2019年 11月 23日 (土)

ロシア総領事館が「CLUBソビエト」に? ユニーク交流イベントはなぜ生まれたか

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   大阪府豊中市の在大阪ロシア総領事館が、「クラブ」に変身する1日がある。

   2019年7月27日にこの在大阪ロシア総領事館で、日露交流イベント「CLUBソビエト」が開催される。チケットは発売開始からわずか1時間でソールドアウトとなった。この2019年に、なぜソ連なのか、また総領事館でクラブイベントを行うという発想もどうして生まれたのか。J-CASTニュースは、イベントを企画した関西ソビエト文化サロン実行委員会に取材した。

  • 堅苦しそうな総領事館がなぜクラブになったのか(提供:関西ソビエト文化サロン実行委員会)
    堅苦しそうな総領事館がなぜクラブになったのか(提供:関西ソビエト文化サロン実行委員会)

ロシア好きが集まって結成

   イベントと委員会の発起人、古池麻衣子さんは以前総領事館で開催されたクラシックコンサートにも参加するほどのロシア文化好きで、ロシア文化をアピールする機会を探し、アントン・ミルチャさん(学者)・四方宏明さん(「共産音楽」専門家)・安井麻人さん(ミュージシャン)が参加して委員会を結成して企画を持ちかけた。最初は総領事館にも怪しまれたとのことだが、「ロシアへの熱い思いを語って受け入れてもらいました」とのことで話が進んだ。

   当初は前例通りのクラシックコンサートを考えていた。しかし企画を進める中で、斬新なものにしたいと考えて、日本人には馴染みの薄いソビエト映画音楽をテーマにしようと決めた。総領事館側も高尚でお行儀のよい催しよりも、参加者皆で盛り上がることができる面白いものを求めていたそうで、思い切って総領事館をクラブ化してしまおうとなった。

   クラブとなれば当然、DJ機材や映像演出も必要だが、安井さんと四方さんも自ら機材を操りDJとして出演する。ソ連・ロシアといえば欠かせない楽器テルミンと筝のコラボ演奏もプロの音楽家により行われる。ソビエト音楽をオリジナルとは違ったアレンジで楽しめるというわけだ。

   「硬く暗く苦しいロシアのイメージを180度変えてみたかった」という古池さんの試みには、リャボフ総領事も打合せに参加し良い印象を持ってもらえたようだったという。

もっと広めたいロシアのカルチャー

   日本ではロシアというとまだまだ暗いイメージがあるという古池さん。この機に結成した実行委員会も、文化交流にとどまらず、サブカルチャー面にもフィーチャした、ソ連・ロシアのポップで親しみやすい文化を広げるべくイベントを企画していきたいと、古池さんは考えている。帝政時代の音楽・文学やソ連時代のミリタリー趣味のイメージも強いが、まだまだ日本で知られていない文化がロシアにはあるという。

「ロシアには、マトリョーシカとボルシチとピロシキ以外に、日本人が好きそうなものがいっぱいあります。また、個人的には、日本人のイメージのボルシチもピロシキも、現地のものとは違っています。まだまだ日本のロシア・ソビエトの文化は、ステレオタイプから脱していないと思っています」

と古池さんは指摘する。楽しみながらロシアの大地の多彩な文化をもっと広めていこうというこの団体、異色な方向からの日露交流のためのイベントを、二手三手と打ち出してくれるかもしれない。

   J-CASTニュースは在大阪ロシア総領事館にも話を聞こうと質問をメールで送ったところ、6月18日に回答メール(英語)が届き、

「『Clubソビエト』は確かに7月27日に在大阪ロシア連邦総領事館で行われる予定です。詳細は主催者にお尋ねください(編集部訳)」

とのことだった。

(J-CASTニュース編集部 大宮高史)

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