2024年 4月 17日 (水)

楽天買収でDMM mobileユーザーはどうなる 旧FREETELの前例と「状況の変化」

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旧FREETELプランは、ほぼ継続しているが...

   楽天モバイルは、DMM以前にも、他社の格安SIM事業を引き継いでいる。プラスワン・マーケティング(POM)の「FREETEL SIM(フリーテルシム)」だ。POMは15年7月、FREETELブランドでのMVNO事業を開始。一時は佐々木希さんを起用した「月額299円(ニクキュー)」のテレビCMなどで攻勢をかけたが、経営悪化により17年11月に楽天へ事業譲渡された。その後、楽天モバイルにブランド統合されたが、旧FREETELユーザーは、おおむね大きく変わらないプランを継続利用できている。

   この前例を見ていると、DMM mobileのプランもしばらく維持されそうだが、両者にはいくつか違いがある。簡単に言うと、事情が異なるのだ。まずは、IIJを挟んでいるDMMと違い、旧FREETELが直接ドコモ回線に接続していたこと。もうひとつは、楽天モバイルが自社回線でのサービス開始に合わせて、MVNO事業を大幅縮小する可能性だ。

   辞書で「当面」を引くと、「いま直面していること。さしあたり」(広辞苑第7版)とある。いつまで旧サービスを継続するかは、楽天の腹次第だ。かつてFREETELを使い、現在もDMM mobile回線を持っている筆者も気が気ではない。

(J-CASTニュース編集部 城戸譲)

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