2024年 4月 26日 (金)

店内値下げ?持ち帰り値上げ? 「軽減税率」あと2か月も、各社手探りのまま...

「店内値下げ」か、「持ち帰り値上げ」か

   KFCは、チキン単品価格の据え置きを発表。現在「オリジナルチキン」は1ピースあたり税込250円だが、10月の増税後も、店内・持ち帰りを問わず、そのままの価格になるという。軽減税率が適用される「持ち帰り」は本体価格(税抜)231円+消費税8%=250円のままだが、「店内飲食」は本体価格を227円とし、そこに新税率の10%が乗っかって、あわせて250円となる。店内飲食の場合、本体価格は値下げとなる。イタリアンのサイゼリヤも、税込み価格を据え置く方針だ。

   KFCと同じく「発表」しているのが、スターバックス コーヒー ジャパンや、モスバーガーのモスフードサービス。これらは本体価格を変えず、店内は10%に値上げ、持ち帰りは8%に据え置きと、提供形態によって税込価格が変わる。吉野家もこの路線と伝えられている。

   「店内価格の値下げ」とは反対に、「持ち帰り価格の値上げ」で統一を図る企業もある。牛丼の松屋フーズやなどが、この対応を取る方針だと報じられている。なお7月末時点で、マクドナルドや、「すき家」のゼンショーなどは、まだ態度を示しておらず、いつ大手の対応が出そろうのか、先が見えない状態だ。

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