2020年の1月24日から26日にかけて、大型eスポーツイベント「EvoJapan2020」が幕張メッセで開催される。Evoとは「EvolutionChampionshipSeries」の略称で、1995年から開催されている世界最大級のeスポーツイベントだ。主に格闘ゲームを競技種目としており、当初は小規模なイベントだったが年々拡大し、今年8月にアメリカ・ラスベガスで開催された「Evo2019」では合計1万4321人のゲーマーが参加するほどの大規模なイベントとなっている。EvoJapan2018は配信視聴者1000万人超え「Evo2019」には日本人も450人以上が参戦し、『ストリートファイターVAE』部門でボンちゃん選手、『ドラゴンボールファイターズ』部門でGO1選手が優勝するなど存在感を発揮している。「EvoJapan」はEvoから派生した日本開催のイベントで、今回で3回目となる。最初の開催となった「EvoJapan2018」は池袋と秋葉原で開催され、エントリー数は7119人、来場観客数が約1万4千人、配信視聴者数が1000万人を超える盛況となった。海外からの参加者も非常に多く、会場はアーケードコントローラをかついで歩き回るゲーマーたちで溢れ、様々なタイトルで対戦を行なう場面がそこかしこで見られた。今年2月には「EvoJapan2019」が福岡国際センターで開催され、メイントーナメントだけで『鉄拳7』『ストリートファイターVAE』などの大会が行われ激しい戦いが繰り広げられた。「EvoJapan2020」の公式サイトでは『鉄拳7』『BLAZBLUECROSSTAGBATTLE』『ソウルキャリバーVI』の3タイトルがメイントーナメントタイトルとして既に公表されており、今後続々とタイトルが追加される予定だ。サイドトーナメントでは、同人ゲームや非格闘ゲームも...また、Evoでは、メイントーナメント以外の試合である「サイドトーナメント」も開催される。これは会場内で有志により開催されるトーナメントで、過去にブームを起こしたさまざまなタイトルの試合を観ることが出来る。サイドトーナメントでは『ストリートファイターII』のような格闘ゲームのブームの原点となった作品や、『東方非想天則』のような同人ゲーム、『マリオテニスエース』『パネルでポン!』『ポップンミュージック』といった非格闘ゲームもタイトルとして登場する。参加者は長年当該のタイトルをやりこんだベテランプレイヤーが多く、時間をかけて練り上げた熟練のスーパープレイが度々観客を驚かせている。Evoを観戦する際には、サイドトーナメントにも是非注目してもらいたい。(eスポーツライター 早川清一朗)
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