2019年 11月 20日 (水)

別人を「容疑者」、あおり運転で誤情報拡散 代理人「法的措置を検討」

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   茨城県守谷市の常磐自動車道で発生したあおり運転暴行事件で、「宮崎文夫容疑者と同乗していた容疑者」だとして別の人物の情報がネット上で広まった。

   実際に逮捕されたのは、喜本奈津子容疑者。犯人隠避などの疑いで2019年8月18日、茨城県警に逮捕された。各社報道によると、喜本容疑者は宮崎容疑者が指名手配中と知りながら、自宅マンションにかくまい、食事を購入して提供していた疑いがある。常磐道での傷害事件の際、車に同乗し、携帯電話で撮影していたことも認めていると、も報じられている。

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5ちゃんねるやツイッターで広まる

   この事件をめぐって、とある人物が「同乗者」なのではとの情報が、喜本容疑者の逮捕状を請求する方針を固めたという報道が出る数日前から投稿されていた。

   しかし、その人物が代表を務める会社のサイトで、代理人が18日、「SNS等で流通している当社代表者に関する情報について」と題した声明文を発表し、「虚偽の情報を広めている者に対し法的措置を取ることを検討しています」と見解を示した。

   代理人が発表した声明文などによると、喜本容疑者については指名手配や氏名の公表がされなかったことから、17日早朝までの間に掲示板「5ちゃんねる」やツイッターなどで、同乗者をこの人物だとする情報が広まった。

   ネット上で容疑者だとされた根拠について、その人物が宮崎容疑者のインスタグラムアカウントをフォローしていること、事件当時に喜本容疑者が身につけていた帽子やサングラスや服が、その人物がインスタグラム上の写真で着用していたものと似ていたことや、両者の顔が似ていることが挙げられているという。

   名指しされた人物は17日午前、知人を通じて、自分の名前が同乗者として挙がっていることを知った。代表を務める会社へは同日午前から、偽の情報に触れたとみられる人からの電話が殺到し、業務に必要な電話を取ることができなかったとしている。

民事や刑事告訴を視野に

   声明文では、偽の情報は会社と人物の名誉権を著しく侵害するものなどとしており、「虚偽の情報を広めている者に対し法的措置を取ることを検討しています」と方針を示している。

   J-CASTニュースが19日、代理人の小沢一仁弁護士に取材したところによると、民事や刑事告訴を視野に入れているとし、「警察に(被疑者がこの人物なのか)イエスかノーかだけでもいいから発表できないのかと言おうと思っていた」と振り返った。

   小沢氏は17日朝、名指しされた人物から相談を受けたという。「私に相談で来る前に一度、(その人物が直接)警察に相談で行っているが『誰がやっているかわからない』と断られた。こちらの方ではどこの誰かを特定できた時に刑事告訴まで踏み込む。発信者情報開示請求をして、(情報を広めたのが)どこの誰か調べていく」と話していた。

   なお事件をめぐっては「同乗者」に加えて、宮崎容疑者が指名手配される16日より前から、暴行した運転者とする人物の氏名がネット上で拡散された。この人物の氏名が最初に書き込まれたのは、8月13日午前だとみられる。掲示板では「インスタで加害者の氏名でたね」などと書き込まれ、ツイッターやトレンドブログで、名前が拡散されていた。

(J-CASTニュース編集部 田中美知生)

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