2019年 12月 16日 (月)

本庄サーキット、騒音対策で「ドリフト禁止」に 近隣の寺「ご法事ができないくらい大きい」

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   埼玉県本庄市のサーキット場「本庄サーキット」が2019年9月7日、来年度からドリフト走行を禁止すると公式サイトで発表した。

   利用者らからは困惑の声が相次いでいるが、いったい何があったのか。

  • 本庄サーキット公式ツイッターより
    本庄サーキット公式ツイッターより
  • 本庄サーキットと長泉寺の位置関係
    本庄サーキットと長泉寺の位置関係

「私のドリフト人生終わった...」

   本庄サーキットは2005年にオープン。コースは1周1128mで、車からバイク、カートまで走行できる。ドリフト走行を競うモータースポーツ「D1グランプリ」の関連試合も、たびたび実施されている。

   しかし、19年9月7日の発表が利用者の間で波紋を広げている。近隣にある長泉寺との騒音をめぐる訴訟で敗訴したため、2020年からドリフト走行を禁止するいい、「このような結果となってしまいました事、大変申し訳ございません。今まで弊社サーキットでのドリフト走行をご愛顧頂きまして、誠にありがとうございました」と報告した。

   発表を受け、ツイッターでは「お互い言い分はあるだろうけど個人的には悲しい」「私の唯一走れるサーキットが...もうダメだ...私のドリフト人生終わった...」と残念がる声が少なくない。

   本庄サーキットの担当者は9日、J-CASTニュースの取材に、判決は「納得できない部分はありますが...」と肩を落とす。

   これまで防音壁の設置や一部コーナーでのドリフト規制、客に音量を下げるよう呼びかけるなど騒音対策をしてきて、近隣住民からは特に苦情はなかったという。

「お墓参りもとんでもなくて...」

   「ご法事ができないくらい大きいんですよ」「お墓参りもとんでもなくて...。お墓はサーキットさんと200メートルくらいしか離れてなくて、より一層すごい音がする」――。長泉寺の住職は取材に対し、騒音の被害をこう明かす。

   騒音を軽減してもらうよう要請していたが、一向に改善されず、本庄市の市長や埼玉県庁の職員を交え、話し合いもしたという。

   だが、本庄サーキットの社長から「これ以上、何を言われても軽減はできないから訴えてくれ」と伝えられ、提訴に踏み切った。

   「お寺だからそういうことはしたくないし、みなさん生活があって頑張っているわけですから、話し合いで(解決)というふうにずっと言ってたんですけれど、それを受け入れてくれなくて」と苦渋の判断だったという。

   住職によれば、騒音軽減を求める訴訟は2015年にさいたま地裁熊谷支部に起こし、最高裁まで争い、寺の敷地内に50デシベル以上の音量が聞こえないようにするとの判決で、いずれも寺側が勝訴した。

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