2024年 4月 20日 (土)

読売テレビで映像「取り違え」トラブル 別人作品を「単純ミス」で放送、監督らに謝罪へ

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   日本テレビ系バラエティ番組「映像ビックリエイター」の中で、自作の怪獣映像を無断で使われたと、CGデザイナーがツイッターで怒っている。

   事前に番組出演者を通じて提供を断っていたという。番組を制作した大阪・読売テレビでは、「こちらの単純ミス」だとして謝罪した。

  • 「映像ビックリエイター」の番組内で無断使用があった
    「映像ビックリエイター」の番組内で無断使用があった
  • 「映像ビックリエイター」の番組内で無断使用があった

「映像ビックリエイター」で出演者の自作でない映像流す

   「すごく悔しいし、やるせない気持ちでいっぱい」。映像を無断使用されたというCGデザイナーは2019年9月13日、ツイッターでこう怒りをぶつけた。

   映像が使われたのは、12日深夜放送の「映像ビックリエイター」だ。

   番組では、お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さん(41)の司会で、若いクリエイターたちがニュースタイルの映像を作る様子を次々に紹介した。うち1人の男性は、大学時代から怪獣映画を作っており、番組では、著名人カップルを怪獣に絡めた結婚式用の映像を披露した。

   ところが、男性を紹介した別の映像の一部は、この男性ではなくデザイナーによる作品だったといい、このデザイナーは、クレジットもなく映像が使われたとしてこうツイートした。

「事前に言われたんすけど許可しなかったんですよね。なのにこんなことになるなんてって感じです...。震えが止まらない」

   一方、出演男性も13日、デザイナーのツイートを引用して、自作でない映像が自作のように放送されていたとして、番組側に抗議と説明を求めるメールを送ったことをツイッターで明らかにした。

   このような問題が起きた理由として、男性は、自作のURLを番組側に送っており、その関連動画から使ったのではないかとした。事前にデザイナーに映像を使っていいか聞いたところ、断られていたという。

無断使用は、出演者がかつて出た怪獣映画の一部だった

   実は、問題の映像は特撮サークルで製作された怪獣映画で、男性も実際にこのシリーズの作品を手がけたことがあった。ところが、実際に放送されたのは、男性ではなく上記のデザイナーによる監督作品の方だったのだ。番組では、男性がこの作品の怪獣と映ったツーショットも紹介されていた。

   サークルの製作委員会も、公式ツイッターで、使用許可を出していない映像が無断で使われたとして、調査していることを明らかにした。

   読売テレビの総合広報部は9月13日、デザイナーの自作を無断で使った理由について、J-CASTニュースの取材に次のように答えた。

「事前に送られたURLにあった映像と違うものを、誤って13秒間流してしまいました。映像使用についてのこちらの単純ミスです」

   そのうえで、デザイナーには、連絡を取って謝罪したいとした。出演男性にも、自作と違う映像を流して迷惑をかけたため、13日夕にも直接会って謝罪するとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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