2024年 4月 20日 (土)

参院千葉に「小西ひろゆき」同姓同名が出馬? SNSアカウント登場も「フェイク」と明かす

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   野党統一会派の小西洋之参院議員と同じ読み方だとした人物が小西議員と同じ選挙区で立候補するとツイッター上でうたい、NHKから国民を守る党(N国)が擁立するのではと一時、騒ぎになった。

   N国の立花孝志代表が、トラブルにもなっている小西議員と同姓同名の候補を立てたいと公言していたことがきっかけのようだ。今回の騒ぎについて、立花代表と小西議員に話を聞いた。

  • 同姓同名の候補を出すことが論議に(写真はイメージ)
    同姓同名の候補を出すことが論議に(写真はイメージ)
  • 同姓同名の候補を出すことが論議に(写真はイメージ)

ツイッターのトレンド上位入り

   「噂には聞いていましたが、本当だったとは」。立花代表の辞職に伴って繰り上げ当選したN国の浜田聡参院議員は2019年11月16日、ツイッター上でこうつぶやいた。

   それは、「小西博之(小西ひろゆき)」を名乗る人物が、小西議員が改選となる3年後の参院選千葉県選挙区に立候補を予定しているとするツイッターアカウントの画像を見てのことだ。

   このアカウントでは、N国の活動を賞賛する投稿もあり、それを浜田氏もリツイートしていた。

   そのこともあってか、ネット掲示板などでは、N国が小西議員の選挙区でこの人物を擁立するのではとの憶測が駆け巡った。

   「これは笑う」「嫌がらせのセンスが半端ない」「かなり票が割れるね」と関心を寄せる書き込みが相次ぎ、浜田氏の投稿も次々にリツイートされて拡散した。この騒ぎで、「小西ひろゆき」がツイッターのトレンド上位にも一時入った。

   2017年の佐賀県唐津市議選では、「青木茂」という同姓同名の男性が2人立候補し、多数の票が2人に案分される結果になっている。小西議員の選挙区でも、同様の事態が想定されるのではないかということだ。

プロフィール画像はフリー素材を使用

   その一方で、同姓同名の候補をわざわざ擁立するとすれば、「ふざけすぎだろw」「選挙制度で遊ぶ手法も好きにはなれない」といった厳しく非難する声も出ていた。

   ネット上では、このアカウントのプロフィール画像が、フリー素材のサイトからのものであることがすぐに見抜かれた。このことから、単なるネタでやっているのではとする指摘も出ている。

   この人物は11月18日、騒ぎを受けて、画像はフリー素材からと認めて別のものに差し替え、名前などもツイッターで「フェイク」だと認めた。

   立花代表は18日、ツイートした人物について、N国とは無関係だとしたうえで、次のようにJ-CASTニュースの取材に答えた。

「公言している通り、同姓同名の人をすでに探しています。まだ見つかってはいませんが、(参院選の)1年前までに現れないときは、無理やりペンネームでも出すことを考えています」

   その理由としては、小西議員とトラブルになっていることのほか、話題になるなどして名前を覚えてもらわないと選挙が不利になることを挙げた。政治家がペンネームのような名前で出ることへの問題提起の意味もあるとも説明している。なお、立花代表は、ツイッターでも18日、「小西ひろゆき」の名前の人を探していると書いた。

   立花代表の言動についてどう考えるかについて、小西議員は18日、次のようなコメントを出した。

「立花氏のツイートはJ-CASTニュースの取材依頼で初めて知りました。こうした違法と思われる行為に関する意思表示(ツイート)等について責任あるネットメディアであるJ-CASTニュースで報道され、結果的に拡散されることを遺憾に思います。従って、報道される以上は日本の民主主義のために適切な内容となることを期待します」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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