2024年 4月 24日 (水)

「平成限定恋活」に傷つく昭和生まれ相次いだけど... 実際どうなの?イベント事情を取材

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   昭和生まれがついに婚活から排除された――? そんなどよめきが、あるイベントをきっかけに広まった。参加者を「平成生まれ」に限って2019年11月15日に東京・羽田空港で開催されたパーティーだった。

   一方で、「昭和生まれ限定」と銘打ったイベントも前後して開催されている。なぜこのように、生まれた時代で区切るイベントが催されるのか、それぞれの理由を取材した。

  • 「昭和生まれ」でもまだあきらめるのは早い?(画像はイメージ)
    「昭和生まれ」でもまだあきらめるのは早い?(画像はイメージ)
  • 「昭和生まれ」でもまだあきらめるのは早い?(画像はイメージ)

実は「婚活」ではなく「恋活」

   11月15日に羽田空港で行われたのは、「恋活パーティー」at Haneda Airportというイベントで、平成生まれの未婚男女のみが参加可能なものだった。本来これは、企業などの福利厚生サービス「えらべる倶楽部」が企画したもので参加資格もえらべる倶楽部の会員限定だったが、イベントの存在がネットで拡散されると

「昭和生まれはもう平成生まれの子と出会うのも駄目ですか」
「昭和生まれの未婚者は人権ねえな」
「なるほど。昭和生まれは既に婚活市場からも退場すべき時か」

のように、昭和生まれと思われるツイッターユーザーから自虐的な感想が多く出た。  実際、なぜ参加者を平成生まれに限ったのか。11月14日にえらべる倶楽部を運営する株式会社JTBベネフィットに取材を行うと、

「えらべる倶楽部は20代から60代まで幅広い年齢層の会員を対象とし、様々なサービスがあります。その中で、男女の出会いをサポートするためには、趣味や世代など共通の話題があった方が、コミュニケーションが図りやすいと考えております」

と答え、

「今年は改元もあり、平成生まれという同じ世代の方々で集まった方が参加者の趣味嗜好も近いものになり、よりコミュニケーションが図れるのではという趣旨です」

と説明した。イベントのタイトルも「婚活」ではなく「恋活」で、結婚相手探しを前提としたものではない。ネットの反応は主催者側にとってやや意外なものだった様子だ。

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