2019年 12月 14日 (土)

世田谷の保育園は、ある日いきなりつぶれた 「自主営業」続ける保育士らの今後

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   東京都世田谷区内の認可外保育園が突然、閉園となり、即日解雇された保育士らが「自主営業」を始める異例の事態になっている。

   加入する労組の支援を受けているが、今後の状況は不透明なままだ。運営会社は、年内にも自己破産する意向だが、労組では、保育士らとともに民事再生などを求めている。

  • 保育園の自主営業で、今後どうなる?(写真はイメージ)
    保育園の自主営業で、今後どうなる?(写真はイメージ)

資金繰りが悪化し、年内にも自己破産する意向

   支援する介護・保育ユニオンなどによると、保育園の運営会社側が2019年11月29日夕、会社がこれから倒産する方向だとして、保護者向けの「お知らせ」の貼り紙を保育園に出した。その場にいた保育士らにも、閉園して全員を即日解雇すると伝えた。

   これに対し、保育士らは、今後も保育園を続けたいとして、会社側とその場で話し合ったが、折り合わなかったという。ユニオンも支援に乗り出し、泊まり込みを行って閉鎖されないようにしたうえで、12月1日に保護者説明会を開いた。そこで協議した結果、当面、自主営業という形で保育士らが子供たちを預かることになった。

   2、3日と自主営業を続けているが、保育園施設のオーナー側との交渉もこれからだという。

   帝国データバンクにJ-CASTニュースが3日に聞いたところでは、運営会社は、いくつかの保育園を展開していたが、最近は閉園が相次ぎ、資金繰りが悪化して事業継続を断念したという。年内にも自己破産を申請する見通しとなっている。

   これらの保育園は、20年ほど前から順次運営されており、幼稚園入園前の乳幼児を中心に預かる施設として、地域で定着していた。ところが、関係者などによると、保育園では最近、子供を預かる環境が悪化していたともいう。

   実質的な保育士の不足状態が続き、保育士1人が6人の乳幼児を連れて遠足に出たり、段ボールが積んだ部屋で寝かせていたりしたとの証言もある。残業代も支給されなかったといい、半年以上前から数十万円分の給料の未払いが続いていた保育士らもいたという。

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