2021年 9月 23日 (木)

富士通の株価にみる「追い風」と「課題」

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「好材料は概ね出尽くした印象」との分析も

   上方修正が歓迎された翌30日の株式市場で株価は一時、前日終値比7.9%(712円)高の9712円まで上昇、株式合併考慮後で12年9カ月ぶりとなる高水準を回復した。実は兄弟のように歩んできたNECも同じ10月29日が決算発表だったが、翌30日の株式市場で一時6.6%(305円)安の4325円と3カ月ぶりの安値まで下げて明暗を分けた。NECは、中間決算の内容は良かったのだが、通期の業績予想を据え置いた。追い風が吹いているのに業績改善を見込めないとして投資家の売りを招いてしまった。

   しかし富士通も10月31日から4営業日連続で終値が下落した。利益確定の売りが出る中、ゴールドマン・サックス証券が11月5日付で「割高感」などから富士通の投資判断を5段階で真ん中の「中立」から4位の「売り」に格下げしたことも響いた。方向感が揺れる中、その後は、逆にSMBC日興証券やモルガン・スタンレーMUFG証券などが目標株価を引き上げたことで見直し買いが入って上昇に転じた。11月13日から7連騰を演じ、7連騰目の21日の終値は1万15円と1万円の大台に乗った。22日には約13年ぶりの高値となる1万60円、さらに12月4日には一時、1万300円をつけるなど、勢いを持続している。

   ただ、目標株価を引き上げたSMBC日興証券でも、リポートでは「好材料は概ね出尽くした印象。今後は中長期的な利益成長ドライバーの具体化を待ちたい」と記しており、さらなる成長を確信できていない。今後も株価が一本調子に上がり続けるかは見通せない状況だ。

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