2019年12月12日、毎年恒例の「今年の漢字」の発表が行われた。今年の世相を表す漢字を全国から募集し、もっとも多くの票を集めたのは「令」。15日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、番組コメンテーターの松本人志さんが個人的な「今年の漢字」を発表。今年世間を大きく賑わせた吉本興業所属芸人たちよる不祥事を振り返った。松本「亮をなんとかしてあげたい」日本漢字能力検定協会の発表によると、2019年の「今年の漢字」には21万6325票の応募があり、「令」がそのうちの3万427票を集めて1位となった。多くの応募者が「令」を選んだ理由には、新元号が「令和」であることの他に、法令改正による消費税増税、芸能界の不祥事など法令順守に対する意識の高まり、災害による警報や避難勧告の発令があるという。15日の「ワイドナショー」では、上記の理由が出演者にもモニターで説明された。「芸能界の不祥事など法令順守に対する意識の高まり」の段では、11月に逮捕された沢尻エリカ被告についてのスポーツ紙の紙面と、6月に反社会勢力への「闇営業」に関わっていた11人の芸人が謹慎処分に付されたことを伝える新聞の見出しが並べて映し出され、一部の出演者が笑いをこらえるような表情を浮かべるシーンも。解説後、まずゲストの清塚信也さん(俳優、ピアニスト)が選んだ漢字「蔵」を発表。清塚さんは7月21日放送の同番組にゲスト出演するはずだったが、収録分が放送されず「お蔵入り」になっていた。前日の20日に雨上がり決死隊の宮迫博之さん、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんが行った記者会見を受けて急遽生放送に変更されたためだ。「お陰様でいくつかオンエアされなかった番組が...」と話す清塚さんに、松本さんは「もっとポジティブなこと書いてくださいよ」と返すも、自分の漢字を発表する際には「今回やっぱり吉本のこと僕が無視するわけにもいかないし、でもなんかもう、闇営業じゃ『宮迫、宮迫』ももうあれなんで...」とトーンダウン。そして、「敢えて僕はじゃあ『亮』と」と「亮」の文字が書かれたフリップを出し、笑いを誘った。東野さんはこれを受け「いやいや、(宮迫さんと田村さん)どっちかじゃないし」とツッコミ。「これ見て亮、笑ってると思いますけど」という東野さんに、「亮をなんとかしてあげたいなという気持ちを込めてですね」と「亮」の字を選んだ真の理由を明かした。番組視聴者からは「優しいのか何なのか?(笑)」「さすがです」「まっちゃんの今年の漢字が『亮』でちょっとウルッときてしまった」などの感想があがっている。
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