2020年 8月 15日 (土)

「おぞましさこそが、私の商品価値なのです」 村西とおる、炎上アワード受賞に「身に余る光栄」と満悦

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あと少し遅ければ...「孫正義さんどころではなかった」?

   さて、ある程度話が進んだところで、その「借金50億円」の原因について聞いてみた。

「原因は主に衛星放送事業の失敗によるものです。当時はインターネットがなかったので、全世界に情報発信しようとなると、近道としては衛星放送だったんです。で、その衛星に向けて電波を発信する地球局を購入するのに約20億円かかりました。さらに、毎月の電波料が2億5000万円。しかし、事業は軌道に乗らず、赤字も含めて借金はあれよあれよという間に50億円に膨らんでしまったのです。今でこそ気軽に全世界に向けて情報発信できる世の中になりましたが、今を遡ること27年前から、私は全世界に向けて情報発信を行っていたのです。先見の明があるでしょ。ただ、早すぎたのか、事業は倒れてしまいました。もし、この事業をもう少し遅く思いついていたら......それこそ、今でいうところの孫正義さんどころではなかったでしょう(笑)」

   当時、最新の情報発信方法だった衛星放送。その後の情報発信方法は衛星放送よりもインターネットに移行していった。そんな世の中となった2019年に放たれたのが、まさしく「全裸監督」(Netflix)だったわけだ。

「Netflixの年間の全製作費は報道でもある通り、2018年は1.4兆円、2019年は1.6兆円です。ほかにも、プロモーション費用などを合わせると、毎年2兆円前後の資金を投じて全世界へ向けて情報発信を行っているのです。同社はアメリカの会社ですが、翻って日本を見てみると、この規模の資金を使って世界を目指したスキームを組み立てられる人間がまだいないのが実に残念なところです。2兆円というのは非常に大きな額に思えますが、それでも全世界に向けて情報発信ができるのですから安いものです。先程お話しした通り、私が以前行っていた衛星放送事業では、日本国内のみへの発信だったにもかかわらず、その電波料は『1カ月2億5000万円』。高いんですよ! それに比べたら、今の世の中は夢のような状況なのです。まさに、私にとってネット上での世界配信の第一歩が、『全裸監督』の公開だったのです」

   ちなみに世界配信の結果、特に好評だったのがインドで、また、Netflixが配信を行っていない中国でも裏配信で多数の視聴者がいるといい、また、海賊版のDVDが出ていると明かしてくれたのだった。併せて、村西さんは、

「翻って日本ですが、ネット配信においてはガラパゴスなコンプライアンスの自縄自縛に陥っています。萎縮しちゃってる。そんな状況を、『全裸監督』を見ることによって、世界に向けて勝負を仕掛けるヒントを得てほしいと思います。そのような突破力があるのは、今のところアダルトビデオ業界だけです。実は、日本のアダルトビデオ業界は世界から『聖地』と言われています。というか、もはや『性地』です。そのような世界に冠たるステータスを獲得しているアダルトビデオ業界の人間からすると、日本のほかのネット配信業界に対して『私の後に続け!』と、ゲキを飛ばさずにはいられないのでございます!」

と、叱咤激励の言葉を放ったのだった。

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