同級生は大谷翔平... 日ハム戦力外の25歳が今、「セカンドキャリア」に向き合う

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「色々なお話を聞くことが今は大事だと」

   しばらくは茫然とした日々を過ごし、一度はこのまま引退へと心が傾いたが、「ここで諦めたらあとで後悔する」という思いが日増しに強くなったという。意を決して昨年11月に大阪シティ信用金庫スタジアムで行われた12球団合同トライアウトに参加。NPB復帰を目指すも結果を残せず、NPB球団から声がかかることはなかった。複数の独立リーグから誘いがあったが「プロ(NPB)で続けたい気持ちが強かった」と、引退の道を選択した。

   幼いころから野球一筋で来る日も来る日も白球を追い続けた森山氏。プロ野球選手という職業から離れ、一体自分に何が出来るのだろうか。何がしたいのだろうか。自身の将来に対して手探り状態にあるという森山氏は、社会人として新たなスタートを切るにあたり「学ぶ」ことを選択した。2020年4月に開校する一般社団法人「日本営業大学」に入学し、社会人としての第一歩を踏み出す。

   森山氏の大学時代の同級生は今春で社会人4年目を迎える。仕事にも慣れてきたという話を友人からよく聞くという。25歳の若さで再就職先を探さなければならなかった森山氏は、日ハム時代の同僚で2018年に戦力外通告を受けた森本龍弥氏(25)に相談し、森本氏から同校を紹介されたという。同校は元アスリートのセカンドキャリアをサポートする目的で設立され、社会人に必要とされるビジネススキルを学ぶ場である。

「まだ将来のビジョンが明確ではないので、色々な分野の講師の方のお話を聞いて(やりたいことを)探していければと思っています。すぐにどこかの会社に就職するのではなく、色々なお話を聞くことが今は大事だと思っています。聞くことも勉強ですね。色々な分野の仕事のことを聞いて勉強することが大事だと思っています」(森山氏)
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