2020年 4月 2日 (木)

PFP最強王者アルバレス、今年最後の試合は「日本で」 再び浮上する村田戦

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   ボクシングのWBA世界ミドル級スーパー、スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(29)=メキシコ=が年末までに日本で試合を行うプランを明かした。

   海外メディア「ESPN DEPORTES」のインタビューに答えたもので、アルバレスは「日本で今年最後の試合をして締めくくりたい」と明かし、WBA世界ミドル級王者・村田諒太(34)=帝拳=との対戦へ意欲を見せた。

  • 村田諒太(2018年撮影)
    村田諒太(2018年撮影)

「5・2」決戦はファイトマネーが大きなネックに

   アルバレスは今年、3試合を計画しており、その初戦は5月2日に予定されている。対戦候補となっているのが、WBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(英国)とWBO世界スーパーミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(英国)だ。アルバレスをプロモートするオスカー・デラホーヤ氏は、2人に対戦オファーを出したことを明かしており、返答待ちの状態にある。

   スミス、サンダースともにアルバレスとの対戦を望んでいたものの、オファーされたファイトマネーに不満があるとみられ、返答を渋っている。アルバレスは動画配信サービス「DAZN」と巨額の契約を結んでおり、1試合につき30億円以上のファイトマネーが見込まれている。これに対して今回、スミス、サンダースのファイトマネーは半分以下とみられ、これがネックとなっているようだ。

   ミドル級、スーパーミドル級のそれぞれの王者が、巨額のファイトマネーを求めてアルバレスの争奪戦を繰り広げている状況に当のアルバレスは「(試合がなかなか決まらないのは)彼らが多くの金をほしがるからだ。俺と試合をするとなったらみな月や星でも買うような金額を求めてくる。でも多くの対戦相手がいるからきっと決まるだろう」と、スーパースターならではの苦悩を語っている。

プロ野球シーズンオフ...東京ドーム開催も可能

   当初、村田陣営はアルバレスとの王座統一戦を5月に日本で計画していた。村田を共同プロモートするトップランク社のボブ・アラム氏は、5月に東京ドームで試合を計画していることを明かしており、一度はアルバレス陣営と交渉のテーブルについたとみられる。日本市場の拡大をもくろむ「DAZN」の後押しで日本開催にこぎつけるかと思われたが、条件が合わずに白紙になった模様だ。アラム氏は今後も交渉を続けていく意思を見せていた。

   アルバレスはこれまでにも日本での試合を希望する意向を見せてきたが、具体的な時期に関して明言を避けていた。アルバレスのマッチメイクについては、本人の意向が大きく影響されるとみられており、今回のアルバレスの発言は注目に値する。プロ野球のシーズンオフにあたる11月、12月ならば、アラム氏が希望する週末の東京ドームでの試合も可能で、ビッグマッチが現実味を帯びてくる。

   村田はアルバレスとの対戦を熱望しており、対戦の機会が巡ってくるまでの「待ち」も辞さない構えだ。村田は昨年12月の防衛戦が最後の試合となっており、今年の年末にアルバレス戦が行われるとしたら、その間に防衛戦をはさむ必要性がある。いずれにせよ、一度は遠のいた念願のビッグマッチが、アルバレス本人が明かしたプランによって再びその可能性が浮上してきた。

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