2020年 4月 9日 (木)

ヤクルト、野村克也さんに「弔い優勝」贈れるか カギ握る男「中村悠平」の再起

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   2020年2月11日に虚血性心不全のため亡くなった野村克也元監督(享年84)は生前に南海(選手兼任)ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた。その中で特に強烈な存在感を放ったのが、1990~98年と9年間指揮をふるったヤクルト監督時代だった。

   細かなデータを駆使して強者を倒す「ID野球」はプロ野球の常識を変えたとされる一方で、「野球を辞めた後の人生の方が長い」と人間教育にも力を入れ、春季キャンプ中のミーティングでは社会学や人生論などを語り、選手はノートにメモを取っていた。

  • ヤクルトの本拠地・明治神宮。集まるファンを沸かすことはできるか(イメージ)
    ヤクルトの本拠地・明治神宮。集まるファンを沸かすことはできるか(イメージ)

「優勝戦線に加わってください」生前のエール

   2009年に楽天の監督を退任して以来、現場から遠ざかっていた野村さんがヤクルトのユニホーム姿で登場したのが昨年(2019年)7月11日に開催されたヤクルトOB戦「Swallows DREAM GAME」だった。

   チームは当時借金14の最下位に低迷。小川淳司前監督を横に、野村さんは「何をやっているのか!というのが今の私の正直な気持ち」と叱咤すると、「私の長い野球人生でヤクルトスワローズには足を向けて寝られません。ヤクルトに頑張ってもらうしか、私の残された人生でこんな寂しいことはありません。一日も早く最下位を脱出して、優勝戦線に加わってください」と力強い声で首脳陣、選手たちを激励した。

   恩師の突然の訃報に、涙を流した高津臣吾新監督は特別な思いで臨むシーズンになる。だが、今季の戦力を見ると厳しい戦いが予想される。主軸のバレンティンがソフトバンクに移籍。投手陣も先発、救援共にコマ不足が深刻な状況で野球評論家の下馬評は低い。

中村の活躍で浮上見えるか

   その中でキーマンとなるのが捕手の中村悠平だ。15年に正捕手として14年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。侍ジャパンにも選出されるなど日本を代表する捕手への期待が高まっていたが、16年からチームの低迷と共に苦難の日々が続いている。

   途中交代が増えて若手にマスクを譲ることも多くなった。さらに、今季から楽天を自由契約になった嶋基宏が加入。首脳陣は正捕手を競わせる方針だが、嶋は昨年自己ワーストの57試合出場にとどまり、盗塁阻止率.070と精彩を欠いた。中村が扇の要として稼働しなければヤクルトの浮上は見えてこないだろう。まだ29歳。再び光輝くことができるか。

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