2024年 4月 26日 (金)

ヨーグルト戦線激化の余波? 明治HDに「下方修正リスク」の理由

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「事業ごとに好不調があり...」の分析も

   明治HDは強いブランド力を持つ「明治ブルガリアヨーグルト」によって長年、ヨーグルト市場で存在感を発揮してきた。近年は「LG21」「R-1」など「プロビオ(またはプロバイオ)ヨーグルト」と呼ぶ、「善玉菌で腸内を整える」などとより機能性を打ち出した商品が事業を引っ張っている。ただ、少子高齢化の逆風の中、健康志向のライバル商品が増えていることがヨーグルトの苦戦を招いている。

   2019年4~12月期連結決算の発表後、大和、SMBC日興、野村の国内3大証券各社が投資判断を維持しつつ、さみだれ式に目標株価を引き下げた。これによってじわじわと投資家の不安心理が拡大したようだ。20年2月19日配信のリポートで目標株価を9800円から8300円に引き下げたSMBC日興証券は、「プロバイオヨーグルトの減収に歯止めがかかっていないことや、医薬品の薬価引き下げなどもあり、業績に先行き不透明感がある」と指摘。野村証券は2月26日に配信したリポートで目標株価を8200円から7800円に引き下げ、「事業ごとに好不調があり、全体業績に力強さがない」と記した。株価が大きく反転するには来期に発売する新商品がブームを起こすようなことが必要となりそうだ。

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