2024年 4月 19日 (金)

「全ての業種がSave Our Spaceの声を」 エンタメ補償求める署名に30万筆、発起人が呼びかけた連帯

安全回復の前に「場」が消滅してしまうのでは

   Save Our Spaceの危機感は、「人が集まって音楽という場所を取り戻せるように」「皆それぞれの大切なものを守りたいという気持ちで参加してくれています」(スガナミユウさん)、「安全に皆が集まれる状況になった時に、その施設が根こそぎなくなってしまう」(Licaxxxさん)というように、新型コロナウイルスの終息までにライブハウスや劇団・劇場といった「場」そのものが消滅してしまうのではないかというものだ。ライブハウス関係に限らず、演劇・アートと様々なジャンルの関係者から署名が寄せられている。

   一方で、「個人として、自分の意見をそれぞれが発信していくことが、それぞれが意思をもって発信していくことが重要なんじゃないかと思います」(Licaxxxさん)とも語ったように、エンタメ・芸術業界以外への広がりにも期待をにじませた。 「今サービス業は全ての業種がSave Our Spaceであって然るべきだし、その声を上げないといけないと思っています。正直言って俺は俺の生活を守りたい。それは間違っていて恥ずかしいことでしょうか」というコメントも読みあげられ、「終息後の先行きも不透明で、返済できるかの確約もない」ために、貸付型の融資ではない補償を様々な業界が求めていくことにも出席者は期待を寄せた。

   Save Our Space では4月1日以降、集まった署名をもとに国会議員・行政への働きかけを行っていくとしている。

(J-CASTニュース編集部 大宮高史)

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