2021年 7月 31日 (土)

発送電分離スタートでこれから起きること 「くすぶる不満」と「再編へのうごめき」

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公平な競争は進むのか

   これで大手と新電力の公平な競争が進むかと言えば、新電力の関係者は懐疑的な見方を示す。送配電部門は別会社になったものの、大手電力会社のグループ内に残ったままだからだ。新電力は「不利に扱われるのではないか」という懸念が依然として強い。大手電力会社が優位となる構図は当面続きそうだ。

   ただ、大手電力会社の側には別の課題が浮上している。2019年の台風19号では千葉県内の停電が長期化して、送配電網の脆弱さが浮き彫りになった。また、太陽光や風力で発電する再生可能エネルギーが更に増えていくと、それに合わせて送配電網を増強する必要も出てくる。老朽化した設備の更新も必要になる。こうした課題の対応に必要となる巨額の費用を抑えるため、大手電力会社が将来的に送配電子会社同士を再編させるのでは、といった観測も一部で浮上している。そうなった場合、1951年に始まった「9電力体制」(後に沖縄電力が加わる)が崩壊することになり、親会社も含めた次の再編さえも視野に入りかねない。

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