2024年 4月 25日 (木)

内藤大助VS亀田興毅、勝敗を分けたのは... 瞬間最高視聴率50%超え、平成の「世紀の一戦」プレイバック

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テレビの平均視聴率は驚異の43.1%

   4回まで1-0で亀田優勢だった採点は、8回終了時には3人のジャッジ全てが亀田を支持。77-75が2人、残る1人は78-74の4ポイント差を付けた。この時点で3人のジャッジの「意志」がはっきりと分かる。この日の全てのジャッジは、内藤のアグレッシブ、手数よりも亀田の的確なパンチを評価した。8回終了時点で内藤が判定で勝利するには残り4ラウンドを全て取らなければならなかった。

   3度目の防衛戦では、持ち前の強打で10回に逆転KO勝利を飾った内藤だったが、この日は9回、10回とスピードが上がらず、ラフなパンチが目立つようになった。一方の亀田はカウンター戦法が冴え、ポイントを積み重ねていった。勝負は判定までもつれ込み、結果は3-0で亀田の勝利。内藤は6度目の防衛に失敗し、亀田はライトフライ級に続いて世界2階級制覇を達成した。

   この一戦がどれほど世間の注目を集めたかは、テレビ視聴率の数字が如実に物語っている。関東地区での平均視聴率は43.1%(ビデオリサーチ調べ)で、瞬間最高視聴率は50%を超えた。ビデオリサーチがオンライン調査を開始した1977年9月26日以降、ボクシングの試合では78年のWBA世界ジュニアフライ級タイトル戦の具志堅用高VSハイメ・リオスの43.2%(ビデオリサーチ調べ)に次ぐ2番目の数字となる。

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