2020年 8月 5日 (水)

漫画家の「人と仕事をするのは大変だという話」に反響 テレワークにも通じる「コミュニケーション」の工夫とは

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   新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリモートワークの導入などによって、「コミュニケーション」の取り方が注目されてきている。そんな中、漫画「四十七大戦」の作者である一二三(ひふみ)さんが投稿した漫画「人と仕事をするのは大変だという話」がツイッター上で話題となっている。

   J-CASTニュースは、一二三さんにこの漫画の制作背景や、漫画家業へのコロナの影響などを取材した。

  • 一二三さん(@hifumix_0123)のマンガ
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約3.4万リツイート、7.6万「いいね」されるなど話題に

   一二三さんは、漫画「Now playing」、「四十七大戦(しじゅうしちたいせん)」の作者として知られる漫画家。2020年6月6日、「人と仕事をするのは大変だという話」と題したエッセイ漫画をツイッターに投稿した。

   内容は一二三さんとアシスタントの仕事のやり取りの様子で、指示内容をうまく共有できないアシスタントと認識をすり合わせていく様子を描いている。口頭での指示内容を誤解してしまいがちなアシスタントに対して、指示を正確に伝える方法を模索し、そのアシスタントは指示を口頭で復唱することでミスを減らすことができるように。

   このような経験を経て、「外からの情報」の処理の仕方は人それぞれだと気づき、ものをどんな風に解釈するのかや認知の仕方は人によって様々であるとし、「『普通』って意外と存在しない」と語る。

   この漫画は「共感」や「気づき」を呼び、9日現在までに約3.4万リツイート、7.6万「いいね」されるなどツイッター上で話題となっている。

「同業と指導法を共有する機会がなく苦労してきた」

   J-CASTニュースが、一二三さんにこの漫画を描いた経緯を尋ねると、

「自分が漫画家として絵の指示の難しさをずっと痛感してきたこと、自営業だと同業と指導法を共有する機会がなく苦労してきたことがあります。ある程度回せるようになってきた今、これまでの経験を昔の自分のような駆け出しの方に共有できたら助かるだろうと思ったのが一つです。作品数の多い今漫画アシスタントはどこも人手不足なので、少しでも漫画業界にいい人材が増えれば業界としてもプラスになります」

と、漫画家ならではの悩みとその解決策を共有したいという思いを述べる。

   漫画内で一二三さんは、目で見たことを特に覚えているタイプ、耳で聞いたことを特に覚えているタイプ、肌や体全体での経験を特に覚えているタイプの人がいるとの見方を示した。しかし今回の描写は何人かの出来事を組み合わせて書いているとし、実際は人も対応ももっと多様なパターンがあると述べる。さらに、

「それと自分も指示をとんちんかんに受け取ったり失敗を重ねながら成長してきたので分かるのですが、適切なコミュニケーションは上司と部下両方が歩み寄らなければできません。育てれば成長できるのに上司の無理解で自信を失い辞めてしまう人もいれば、失敗を反省せず負担を増やし続ける部下に心を病んで働けなくなる人もいます。どちらか一方だけに理由を押し付けてしまうと本質を見誤るのが仕事の難しさだと常々感じていたので、今ならそういった迷いを両方に寄り添って描けるかなと思いました」

と、自身も仕事内での失敗や反省から学んだという経緯を語った。

漫画家を取り巻く環境にも変化が

   新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、多くの業種でリモートワークが導入されるなど「働き方」に影響が出ている。一二三さんに「漫画家業」にはどんな影響があったのか尋ねると、今まで以上にデジタル作画への移行が大きく進んでいると述べる。

   昨今のマンガでは、付けペンやインクを用いた「アナログ」作画だけでなく、手の動きをデータ化する「ペンタブレット」などを用いた「デジタル作画」という手法が用いられている。一二三さんも、コロナ禍を機に、改めて作業環境の変化を進めているという。一方で、課題もあるようだ。

「私も今まではアナログとデジタルを併用した作画を行なっていましたが、スタッフが出勤しなくても作業ができるようフルデジタルに移行中です。もともと外出も少なく、作業も少人数の仕事なので他業種よりは変化が少ないと思いますが、すぐ近くで付き添って指導できなかったり、漫画やDVDの貸し借りなど情報交換の機会がなくなってしまったのは惜しいですね。ここは新しいコミュニケーションの仕方を探っていきたいです」

そのうえで、

「やはりニュアンスの擦り合わせが難しい指示というのはあり、通話・チャットをしただけでは通じないことが多くあります。うちではその都度やりとりの感想を訊いたり、卒業したデジアシさん(編集部注;デジタル作画アシスタント。一二三さんの現場ではコロナ以前からリモートワーク体制を導入していた)に当時の話を聞いたりしながら指示系統を調整しています」

と、リモートワーク歴の長いアシスタントに意見を求めるなどの工夫をしているという。

「上司の側も完璧にやろうとせず...」

   また一二三さんは、雑談なども気軽にできる風通しの良い職場にしたいと語る。

「ただ(これは卒業した方に言われたことですが)誰しも上司相手だと遠慮して言い出せないことはあるんですよね...慣れないツールなら尚更です。上司の側も完璧にやろうとせず、新しいやり方での迷いなどは素直に打ち明けることが大事なのかなと思います。たまの雑談なども、気軽に発言できる空気や信頼感を作るという意味では重要ですよね。今まで以上に、お互いある程度の寛容さを持てるとミスなども柔軟に対応できるようには感じています」

と、コメントした。

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