2024年 4月 26日 (金)

井上尚弥に敗れた男たちの「その後」 2団体統一王者となった田口、44歳元王者は今なお...

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亀田和毅を2度下した王者も1回TKO負け

   井上のプロキャリア序盤で対戦したなかで、世界的ボクサーとして知られるのがオマール・ナルバエス(アルゼンチン)だ。WBO世界フライ級王座を10度防衛した後、階級をひとつ上げWBO世界スーパーフライ級王座を獲得。同王座を11度防衛し、12度目の防衛戦で井上に2回KO負けを喫して王座を失った。井上と対戦した当時は39歳で、「マエストロ(教授)」と称されていた。

   井上との対戦後のナルバエスのキャリアをたどってみると、井上戦から約10カ月後の2015年10月にWBOの地域タイトルを獲得するなど5連勝を飾り、バンタム級の世界王座挑戦にこぎつけた。18年4月にWBO世界バンタム級王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)に挑戦して判定負けし、世界3階級制覇に失敗。44歳の今もなおリングに上がり続けており、直近では2019年12月にIBFの地域タイトルマッチを行っている。

   井上はスーパーフライ級の王座を7度防衛した後に王座を返上し、バンタム級で世界3階級を制覇するわけだが、バンタム級で最初の相手となったのがWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)だ。防御技術に優れたバンタム級では長身のボクサーで、日本のボクシングファンには、亀田和毅を2度破ったことで知られる。

   7度目の防衛戦となった井上との対決では減量に苦しみ、試合はマクドネルの1回TKO負けであっけなく幕を閉じた。マクドネルは井上戦から約1年後の2019年6月にイタリアでノンタイトル戦のリングに上がっており、判定で復帰戦を飾っている。

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