モデルの水原希子さんが2020年6月13日、インスタグラムに投稿したとみられるストーリーのスクリーンショット画像が話題となっている。水原さんは顔に「順位」を決めるランキングに批判を行い、これがネットニュースやSNS上で拡散され、共感の声が広がっている。「取り上げるメディアもどうかと思う」水原さんは13日、インスタグラム上のストーリー機能で「最も美しい顔ランキング2020(The100MostBeautifulFaceofJapan)」にノミネートされたとする投稿を共有したとみられる。ストーリー機能は24時間で投稿が非公開となってしまうため、現在は投稿内容のスクリーンショットが出回っており、その中で水原さんは下記のような不満を漏らしている。「また始まった。最も美しい顔ランキング本当に失礼だと思う。。顔に順位を決めるランキング2020年にこんなことやってるなんて狂ってる。そしてそれを取り上げるメディアもどうかと思う。。美の基準なんて皆それぞれだし、これ本当おかしい。謎」「最も美しい顔ランキング」は1990年に始まった、映画批評家と名乗るTCキャンドラー氏が選ぶ顔面ランキング。決して人気コンテストではなく、多数の提案には耳を傾けるとしながらもTCキャンドラー氏自身が主観で選ぶと明言されている。しかし国内メディアが海外からの評価として注目しランキングを報じているために、一定の知名度がある。ただし、水原さんが今回引用したとされる「最も美しい顔ランキング2020(The100MostBeautifulFaceofJapan)」は、「ofJapan」としてランキングの日本版を標榜するものの、TCキャンドラー氏の運営するサイトには掲載されておらず、またそのサイトと連携しているSNSアカウントとの関わりもないため、「本家」との関係は定かではない。本家TCキャンドラーのランキングにも言及さらに、続くストーリーには「これ勝手にノミネートされて勝手にジャッジされている方々にも失礼だし自分が知らない間にルッキズム/外見主義(容姿によって人を判断する事)の助長に加わってしまっているのかもしれないと思うと困る。見た目で人を判断するのは絶対違うと思うし、そもそも一番美しい人なんて選ぶことは不可能。このランキングによって偏った美の概念やステレオタイプな考えを広めてほしくない。美の基準や定義なんて人によって物差しが違うから本当に様々だしいくら容姿を綺麗にしていても人に優しくなかったり、意地悪な人は美しい人とは言えないと思うのです。私は心が美しい人が美しい人だと感じます」という長文での批判と、「最も美しい顔ランキング2020(The100MostBeautifulFaceofJapan)」のアカウントのスクリーンショット画像を掲載したとされる。水原さんは2019年にも、本家TCキャンドラー氏によるランキングにも言及。その際、「美しい顔のランキングって、誰がどうやってジャッジするんだろう。不思議」とツイッター上で疑問をつぶやくと、ファンから選考方法を教わり、「えー!もしそれが事実だったら、とても失礼だね。美の概念なんてみんな違うのに、まるで世界の基準みたいに、堂々とネットで拡散されても誰のためのランキングなの?笑」と述べた。TCキャンドラー氏のランキングは、有名な人や世間的に美しい人ではなく、自身の考えた美の概念を伝えるものだと公式サイト上で述べている。とはいえ実際に日本国内においては一定の影響力がみられる。「最も美しい顔ランキング」と称されるランキングら自体が、また新たな美の概念やステレオタイプを生み出すものになっており、水原さんはこの概念などが広まることや、「ランキング」という形式で容姿へのジャッジを行うことに、懸念を覚えているようだ。「水原希子さん、最高では...?」ツイッター上では、水原さんの一連のストーリーに共感の声が上がっている。「水原希子さん、最高では...?」「顔だけで『美しい』をランキングするなんて偏ってるしおかしいし、それを毎年のように放映するメディアもどうなの?水原希子ちゃんに強く賛同します」一方で、水原さん自身がモデルであることから「モデルのようなルッキズムで稼いでる水原希子がルッキズム批判は」といった疑問の声も上がった。
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