2024年 4月 25日 (木)

阪神「上昇ムード」に水差した西勇輝の不倫報道 直後の一戦に敗れ再び最下位に

   プロ野球の阪神は2020年7月15日、甲子園でヤクルトと対戦し5-9で敗れた。

   先発オネルキ・ガルシア投手(30)が初回打線につかまり3本のヒットを許して2失点。6回を投げて4失点でマウンドを降りた。打線は6回に梅野隆太郎捕手(29)のタイムリーなどで3点を返し同点とするも中継ぎ陣が抑え切れず敗退。チームの連勝は2でストップし、再び最下位に転落した。

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一度は同点に追いつくも...

   この日は中継ぎ陣が踏ん張れなかった。同点で迎えた7回、2番手・伊藤和雄投手(30)が先頭の川端慎吾内野手(32)にヒットを許し1死後、荒木貴裕内野手(32)を四球で歩かせた。続く青木宣親外野手(38)にライト前に運ばれ1死満塁になったところで降板。大きなピンチで登場した3番手・能見篤史投手(41)は、ヤクルトの主砲・村上宗隆内野手(20)にセンター前に運ばれ2点を失った。

   1点ビハインドの9回には5番手・馬場皐輔投手(25)が乱れた。先頭の上田剛史内野手(31)にヒットを許し、2死後にけん制悪送球、四球で1、2塁としアルシデス・エスコバー内野手(33)にタイムリーを打たれ1失点。さらに2死2、3塁から井野卓捕手(36)に2点タイムリーを許し計3点を失った。1点を争う接戦で9回のマウンドを任されたが、リードを広げる結果となった。

   最下位を脱出しチームが上昇ムードにあったこの日の試合前、ニュースサイト「文春オンライン」が西勇輝投手(29)の不倫を報じた。緊急事態宣言中の5月3日に三重県内でファンの女性と不倫していたとの内容で、西は球団を通じて反省のコメントを発表し、球団は西に対して処分を下したことを明らかにした。球界全体でウイルス感染防止策に取り組む中でのエースの自覚に欠ける行動は、チームのムードに水を差す格好となった。

ボーア好調も中継ぎ陣の不安ぬぐえず

   一方でこの日は打撃陣においては明るい兆しが見えた。初回に先制されるも3回に糸原健斗内野手(27)がライトスタンドに叩き込み1点を返した。3点ビハインドの6回には2本のヒットと3つの四球で3点を奪い同点に追いついた。7回にはジャスティン・ボーア内野手(32)が今季5本目となる本塁打を放ち、打率.309と開幕直後の不調を振り払うかのような活躍が続いている。

   上り調子の打撃陣に対して中継ぎ陣には不安が残る。今シーズンはピアース・ジョンソン投手(29)とラファエル・ドリス投手(32)が抜け、中継ぎ陣の整備が求められる。セットアッパー候補としてソフトバンクからロベルト・スアレス投手(29)を獲得したが、守護神・藤川球児投手(39)の不調でスアレスが抑えに回っており、中継ぎが手薄となっている。首脳陣の期待がかかる馬場は、この日は3失点といいところなしに終わっている。

   チームは連敗がストップし借金「4」。一夜にして最下位に逆戻りとなった。今月は16日以降、本拠地・甲子園で8試合が予定されているだけに、ここで借金を返したいところ。矢野燿大監督(51)はボーア、サンズの両外国人の復調に手応えを感じつつ、中継ぎ陣に対しては「ああいうところでうちも粘っていかないと上に行くって難しくなる」と話した。

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