2024年 3月 28日 (木)

500m先で「震度5くらいの揺れ」、15km先でも「カーテンが...」 郡山「温野菜」事故、現地住民が語る「爆発の瞬間」

   福島県郡山市島2丁目で2020年7月30日9時ごろ起きた爆発事故は、周辺住民に衝撃を与えた。取材に応じた女性は、15キロメートルほど離れた自宅にいながら「ドスン」という大きな音が響いたという。現地近くにいた人々に発生した瞬間の様子を聞いた。

  • 郡山市で起きた爆発事故の現場(撮影:「癒し処YELL」大原孝夫さん、提供:H10さん)
    郡山市で起きた爆発事故の現場(撮影:「癒し処YELL」大原孝夫さん、提供:H10さん)
  • 郡山市で起きた爆発事故の現場(撮影:「癒し処YELL」大原孝夫さん、提供:H10さん)
    郡山市で起きた爆発事故の現場(撮影:「癒し処YELL」大原孝夫さん、提供:H10さん)
  • 郡山市で起きた爆発事故の現場(撮影:「癒し処YELL」大原孝夫さん、提供:H10さん)
  • 郡山市で起きた爆発事故の現場(撮影:「癒し処YELL」大原孝夫さん、提供:H10さん)

「カーテンがふわっと揺れました」

   爆発があったのは飲食店チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」郡山新さくら通り店。複数の報道によると、この事故で通行人など10人以上が負傷し、1人が死亡した。原因はガス漏れによるガス爆発の可能性があるという。

   郡山市の隣、大玉村に住む女性(27)は事故当時、現場から15キロ以上離れた自宅にいた。J-CASTニュースの取材に「それ程大きくないドスンという音と共にカーテンがふわっと揺れました。風は全く吹いてなかったので驚きました」と爆発音が届いたと語った。

   郡山市に住む男性(42)は500メートルほど離れたサロンにいたが、「もの凄い音が聞こえました」「震度5くらいの突き上げるような揺れを感じました」と話す。爆発した建物の瓦礫が周辺に飛び散り、周辺には断熱材のようなものが「雪のように舞っていた」という。「おそらく、1キロメートル先以上に渡って浮遊物が発生したと思います」としている。

   事故発生直後からツイッター上では、現場近くのユーザーが現地の様子や爆発の瞬間について相次ぎ投稿している。建物は原型をとどめておらず、ほぼ骨組みしか残っていない。2車線の道路の幅いっぱいにガラス片、がれきなどが飛び散り、反対側の歩道にも相当な量の破片が届いている。

   「温野菜」運営会社レインズインターナショナル(本社・横浜市)の親会社コロワイド(本社・横浜市)は30日昼、公式サイト上で「フランチャイズ店舗『温野菜 郡山新さくら通り店』(福島県郡山市)における爆発事故に関し、被害にあわれた方々及び近隣の皆様に心よりお詫び申し上げます」とし、「当該店舗は、今月21日からの改装工事に伴い休業しており、事故発生時にも工事が予定されていたとの報告を受けておりますが、引き続きその詳細把握に努めております」と状況を説明している。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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