2020年 10月 26日 (月)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち
黒人男性銃撃、党派超えて共感呼んだ「母親の願い」

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共和党大会では警官支持の発言目立つ

   今回、ウィスコンシン州ケノーシャで起きた事件は、女性から「(ボーイフレンドが敷地内にいるべきではないのに、無断で入ってきた」との家庭内トラブルの通報を受けて、警官が現場に駆けつけたことが発端だと、地元警察は発表している。

   ジェイコブ・ブレイクさんが自分の車に乗り込もうとしたところ、警官に背後から7度、撃たれた。重体で病院に運ばれたが、銃弾が脊髄を切断。下半身が麻痺し、再び歩くことはできないだろうと報道されている。

   発砲の前に、警官はブレイクさんを逮捕しようとして、テーザー銃を使った、との目撃情報もある。ブレイクさんの車の後部座席には、彼の3人の子供が乗っていた。また、車の中からナイフが見つかっている。至近距離からなぜ7回も発砲したのかなど、詳細はわかっていない。

   この事件に抗議し、ケノーシャ市内で起きたデモはおおむね平和的だったが、一部の参加者が市当局の車両や裁判所に火を放ち、郡庁舎を破壊するなどして、暴徒化した。

   トニー・エバーズ州知事(民主党)は治安維持のためにケノーシャに州兵を派遣。24日夜、緊急事態による夜間外出禁止令を出した。

   しかし、外出禁止令を無視して人々が集まり、混乱は収まらなかった。警官は手が回らず、市民が銃を手に警備にあたっていたと報道されている。25日夜、白人の少年(17)が軍仕様の半自動ライフルをデモ参加者に発砲し、2人が死亡。1人は重体だが、命に別状はないと報道されている。

   この時の様子を撮影した動画によると、少年はデモ参加者と見られる集団に追われており、そのうちの誰かが上空に向けて発砲したようだ。少年は襲いかかられそうになり、発砲した。動画ではこの時、あちこちから銃声が鳴り響いている。

   少年はトランプ支持者とも伝えられている。ウィスコンシンの南に隣接するイリノイ州から駆けつけており、事件前、記者に対して「市民と商店を守るために、この危険な場所にいる」と話し、デモ参加者の救急処置をする姿も目撃されている。武装した市民とデモ参加者の衝突が、この発砲事件と関わりがあるかどうか、捜査中だ。

   民主党支持者らは、「繰り返される黒人差別からこれ以上、目を背けるわけにはいかない」と訴え、スポーツ界で試合のボイコットなどの抗議が相次いでいる。

   共和党大会では「法と秩序」を訴え、警官を支持する発言が目立った。ケノーシャ市警や共和党支持者は、「皆が外出禁止令を守っていれば、白人少年による銃殺事件は起きなかった」と主張する。

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