台風で倒れた「伝説のクソ物件」再建なるか? クラウドファンディング始動した「全宅ツイ」に話を聞いてみた

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   全国宅地建物取引ツイッタラー協会(以下、全宅ツイ)は2020年9月18日、クラウドファンディング「台風で倒れた"伝説のクソ物件"を再建したい!」を開始した。2018年の台風24号により倒壊してしまった「薄い」うどん屋(通称「ドリフうどん屋」)があった土地に、飲食店を建てるとして、支援を募っている。

   全宅ツイはツイッターの集まりで、「クソ物件オブザイヤー」を主催することで知られる。J-CASTニュースは、どうして「クソ物件」を再建しようとしたのか、また全宅ツイは何者なのか、取材を行った。

  • クラウドファンディング「台風で倒れた
    クラウドファンディング「台風で倒れた"伝説のクソ物件"を再建したい!」
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動機は「起き上がりこぼしみたいでおもしろいよね」

   全宅ツイが借りた土地は、高円寺駅から徒歩1分、駅前大通り沿いの一等地。ただし、非常に細長く狭い。奥行きはわずか、約1メートルだという。 かつては「薄い」うどん屋があったのだが、2018年の台風で店の建物が丸ごと倒れてしまった。その崩れ方が、お笑いバラエティ「ドリフ大爆笑」(フジテレビ系)のセットのようだと(不謹慎ではあるが)話題となり、「ドリフうどん屋」と称されている。2018年に開催した「クソ物件オブザイヤー」では3位にランクインした。

   全宅ツイは、地主と交渉しこの「ドリフうどん屋」の跡地を借りることに成功した。このスペースに再び「薄い」飲食店を建てると意気込んでいる。そこで、不足分の資金を調達するために、クラウドファンディング「台風で倒れた"伝説のクソ物件"を再建したい!」を開始した。全宅ツイは、J-CASTニュースの取材に対し、このプロジェクトを行う動機などについて、メールでこう答える。

「一回台風で倒れたお店がまた立ち上がったら、起き上がりこぼしみたいでおもしろいよね?って会員間で話していたら、奇特な会員の一級建築士が110cmの奥行きの土地に有効幅は90cmというほぼお家の廊下と同じサイズの建物の図面を入れ始め、それを見た会員がその土地の謄本を取り始め、その謄本をみた他の会員が土地所有者へアタックを開始し、それを聞いたまた別の会員がプロジェクトの収支を計算し始め、資金計画を立て始めました。だれも止める会員がいませんでしたwww。
 『不動産とは立地である。』しばしば不動産業界で呟かれるこの格言が本当であるか、中央線高円寺徒歩1分の廊下と同じ幅の土地で証明したいと思います!」

   目標額は500万円。このクラウドファンディングはやはりSNSなどで拡散され、18日18時現在、支援額は既に400万円を超えている。

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