2024年 4月 27日 (土)

バラエティーに「身体を張った芸」は必要か トレエン斎藤「実験ロケで骨折」に疑問の声も

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1年前には佐野史郎が「ガキ使」で骨折

   タレントが「実験企画」で大怪我を負う事例は、昨年も発生している。俳優の佐野史郎さんは、19年11月に年末特番「ガキの使いやあらへんで!大晦日SP 絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」(日本テレビ系)の撮影中、腰の骨を折る重傷を負った。佐野さんはこのとき、液体窒素入りのペットボトルを用いた実験企画に挑戦していたという。佐野さんの実験の様子は、番組では放送されなかった。

   また斎藤さんや佐野さんのような「実験」ではないものの、19年9月にはお笑いトリオ・ネルソンズの青山フォール勝ちさんがTBSのバラエティー番組「笑いが無理なら体張れ」の収録で右肩甲骨関節窩(かんせつか)を骨折。19年5月にはお笑いコンビ・ANZEN漫才のみやぞんさんが「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)で火の輪くぐりに挑戦した際、左足首を骨折している。

   ツイッター上では、今回の事態を受け、タレントに「身体を張った芸」を求めるテレビ制作の現場に対して「業界は学ばないのか」「いい加減スタントマンでもない人にこういうのはやめたほうがいい」「『芸人=体を張る』じゃなくてもいいんじゃないかな?」と厳しい声が聞かれている。

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