2020年 11月 25日 (水)

「不妊の一番の理由は堕胎」デヴィ夫人発言が物議 「事実と異なる」番組謝罪も、本人は反論

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   デヴィ夫人ことタレントのデヴィ・スカルノさんが、「不妊の一番の理由は堕胎」だとして、人工妊娠中絶を禁じるよう求める発言を生放送のテレビ番組で行い、物議を醸している。

   番組では、アナウンサーが時間内に「事実と異なる発言があった」と謝罪した。デヴィ夫人は、誤りを一部認めたが、発言は撤回しなかった。

  • デヴィ夫人(2017年8月撮影)
    デヴィ夫人(2017年8月撮影)
  • デヴィ夫人(2017年8月撮影)

中絶について、「絶対に禁じりゃいいんですよ」

   関西テレビで2020年10月24日に放送されたバラエティ番組「胸いっぱいサミット!」で、菅義偉首相が掲げる不妊治療の保険適用拡大に話題が及んだときだ。

   元プロレスラーの北斗晶さんが、友人が治療を受けたがお金がかかるとして、政府の補助を歓迎する意見を述べると、デヴィ夫人は、その考えに同意したうえで、こう持論を述べた。

「それよりも前に、日本の女性たちに、掻爬(そうは)をさせないことが一番よい。不妊になる一番の理由は、妊娠して子供を産みたくないって言って、掻爬のことなんて言う?」

   掻爬とは、中絶の方法の1つで、子宮内の胎児を体外に出す手術を指す。他の出演者が中絶の別称「堕胎」のことだと伝えると、デヴィ夫人は、こう続けた。

「あれを絶対に禁じりゃいいんですよ。皆さん知らないけれど、不妊になるのはあの堕胎が原因です。掻爬といって子宮の中を掻くわけですよ。だから先生によっては、もう傷をつけちゃう子宮内に。そうすると絶対に着床しないんですよ」

   ここで、番組のアナが「一部そういった考え方もありますよね」と説明を加えると、「わたくし絶対正しいです!」と反論した。別の出演者が「堕胎をしていなくても不妊になっている方たくさんいらっしゃいます」と言うと、「でも、それはウソです。前に付き合っていた男の人とそういうことにあって、もう堕胎しましたということを言えないじゃないですか、女性は。隠してますよ、全員が」とさらに弁明した。

「原因の9割9分は堕胎」発言の数字は、誤りだと認める

   出演者から「ご高齢になられてからも、お子様を持ちたいという方々もたくさんいらっしゃる」と話があっても、デヴィ夫人は、遮るようにしてこう話した。

「本当に不妊の方いるかもしれない。でも、ほとんどの原因、9割9分はもう堕胎です。全員堕胎です」

   これに対し、番組アナが「堕胎が悪ということではないですからね」と口をはさみ、この話題から逸らした。

   しばらく時間が経ってから、デヴィ夫人が「さきほど私が...」と切り出し、番組アナが「後で入りますね」と遮ったが、デヴィ夫人は納得せず、「すみません、ちょっとその前に私が一言申し上げたい」と発言した。

「数字に誤りがあったようなので、こちらで謝らせていただきます。失礼いたしました」

   数字とは、不妊の原因は堕胎が9割9分ということを指すらしい。すると、番組アナが次のように謝罪の言葉を述べた。

「先ほどのことなんですけれども、では、私から申し上げます。先ほど不妊治療の保険適応拡大の話題について、事実と異なる発言がございました。不快に思わせた方々にお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした」

   しかし、その途中からデヴィ夫人が口をはさみ、「事実とは異ならないです」と強く反論した。そのうえで、「数字が違っていたかもしれません。それは謝らせていただきます」と弁明した。

   番組アナ3人は、それには構わない様子で、最後に「失礼しました」と言って頭を下げていた。

   番組の放送後には、不妊症の患者とみられる人たちから、デヴィ夫人の発言にツイッター上などで非難が相次ぎ、医師からも、不妊の一番の理由は中絶だとする主張は事実と違うと指摘が出た。

   この点について、厚労省の母子保健課では10月26日、J-CASTニュースの取材にこう話した。

厚労省「不妊原因で一番はない」、デヴィ夫人「不妊の多くは堕胎の経験者」

「不妊で一番多い原因は中絶というのは、それはないでしょう。一番の理由は、年齢ということだと思います。中絶で不妊になるというのは、非常に低い確率ですね。中絶の手術をするための器具を子宮内に入れると、内側が癒着して不妊になる可能性はあります。とはいえ、手術による合併症は、レアなケースでして、もしそれが分かれば大きなトラブルになるでしょう」

   日本受精着床学会が2003年に行なった不妊患者へのアンケート調査によると、まず男性に原因があるケースが3割ほどあった。女性では、卵巣、卵管、子宮の原因がそれぞれ2割前後を占め、このうち中絶に関わるのは子宮原因とみられるが、そのすべてが中絶とは言えないようだ。

   関西テレビの企業広報は10月26日、番組アナが謝罪した理由について、「発言を問題として認識しており、放送の時点では、それを裏付けるような確認ができませんでした」と取材に説明した。

   テレビ局には、視聴者から様々な意見が来ており、ネット上の声も把握しているという。今後、番組などで説明するかについては、「放送前の内容などは、お答えできかねます」とした。デヴィ夫人に対して抗議するかなどについては、「出演者のことはお答えしていません」と話した。

   番組発言について、デヴィ夫人は27日、事務所を通じて、次のように取材にコメントした。なお、同じコメントがツイッター上にも同日に投稿されている。

「少子化対策に向け、菅首相の不妊治療助成制度の拡充は素晴らしいと思う。しかし、私の知る限り不妊の多くは堕胎の経験者。卵子と精子が受精し、自然に子宮着床したものを掻爬したり手動真空吸引法により人工中絶させた結果、不幸にも不妊症になる方もあり、幸運にもその後妊娠する方もあります。
結婚後、昔お付き合いしていた人の子を医者や夫に中絶したと正直に言える女性は皆無でしょう。結果、医者は原因不明の不妊症に悩むことになる。人間の身体は例外として、生殖機能に恵まれない方もあるかもしれない。しかし、産めよ増やせよの時代には7、8人のお子さんをもった家族はいくらでもあった。石女は離婚されたが、それはごく稀であった。最近の日本男児は精子の数も少なく、勢いもなく受精に至らない精子老化も一因かもしれない。
厚生省はピルの副作用の安全性が無であることが立証されていないため中絶を公認してきた。中国の脅威、規制なき外国人勢力による土地買収の加速化、日本の領土を手放し、人口減少が進む日本の将来を考えるとそら恐ろしい。菅首相の不妊治療の保険適用が人口減少社会に歯止めをかけられるか期待したい」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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