2024年 4月 19日 (金)

宅飲みの「お供」にいかが? 話題の「ジップロック製氷術」やり方と注意点をまとめてみた

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   年末が近づき、忘年会のシーズンがやってきた。例年なら居酒屋でパーッと...といきたいところだが、今年は家でゆっくり晩酌するか、友人とオンライン飲み会を楽しむという人が多いのではないだろうか。

   そんな宅飲みの際に気を付けたいのが、「氷」の作り忘れ。酒とつまみを買って安心しがちだが、これがないと焼酎やウイスキーのロックができない。また、冷凍庫から出して手元に置いておく場合、製氷皿で作った氷では足りないこともある。意外と頭を悩ませる存在だ。

   宅飲みに向けて、大量に氷を生産したい...。そんな呑兵衛たちの思いに応えるかのように、ツイッターではフリーザーバッグの「Ziploc」(ジップロック)を使った製氷方法が話題になっている。

ジップロックで製氷してみた(画像は全て編集部撮影)
ジップロックで製氷してみた(画像は全て編集部撮影)

   投稿したのはツイッターユーザーのBBまつばら(@matchang000)さん。2020年10月30日に次のようにツイートし、注目を集めている。

「これは家酒飲み全員にお伝えしたいライフハックなのですが、製氷皿で氷作るのクソ面倒じゃないです?僕はジップロックに水をパンパンに入れてそのまま板氷にしてます。これを何枚か作ってストック。使うパックだけトンカチで叩いてかち割り氷にします。収納しやすく霜も付かないしめちゃくちゃ楽です!」

   つまり、あらかじめジップロック氷を複数個作っておき、使いたい分だけ割って使うということ。たくさん作っておけば、宅飲み中に氷がなくなる...なんてことが避けられるというわけだ。

実際に作ってみた

   家でも外でも梅酒のロックを愛飲する筆者。これからの晩酌に備えて、ジップロックを使った「製氷」に挑戦してみた。

   使用するのは、フリーザーバッグタイプの中でも最も大きいLサイズ(27.3×26.8センチ)のジップロック。まずは、この中に水をなみなみと注いでいく。

   箱パッケージには、「液状のものを保存する場合は、8分目以下にしてください」と注意書きがされている。洗面台で8分目まで水を入れ、持ち上げようとしたが...嫌な予感しかしない。

   水を入れてみて気付いたが、これは結構重い。形もグニャグニャしており、冷凍庫に持っていくまでに落としてしまうのではないかと不安になる。

半分まで減らした。でも重い...
半分まで減らした。でも重い...

   実は会社でこの実験を行っている筆者。万が一にも社内を水浸しにするわけにはいかないので、結局ジップロックの半分くらいに水量は留めておいた。

   平らにするとこんな感じ。当然ながら隙間なく満タンの状態になるのだが、水はこぼれない。さすがジップロックだ。

たぷたぷしている
たぷたぷしている

   水枕のようになってしまったジップロックを、両手で抱きかかえるようにして持つ。おそるおそる運び、そのまま冷凍庫に入れた。

こぼれませんように
こぼれませんように

   何かの拍子にジッパーが決壊してしまわないだろうか...と、仕事中も気が気でない。

   なお、ジップロックの箱パッケージには「液状のものを入れて横置きする場合や解凍する場合は、液体がもれるおそれがありますので受け皿などをご使用ください」と記載されている。絶対に冷凍庫を水浸しにしたくない人は、その通りにするのが賢明だ。

力強く叩いたら...恐れていた事態に

   ジップロックを冷凍庫に入れた翌日、「冷凍庫は水浸しになっていないだろうか...」と不安な気持ちを抱えながら出社した。

   取り出したジップロックは若干大きくなって、カチコチに凍っていた。

カッチコッチ
カッチコッチ

   岩のように固くなってはいるが、袋に破損は見られない。さっそくタオルを巻いて、トンカチで割ってみよう。

えいっ
えいっ

   氷は思ったよりも硬く、「コンコン」と軽く叩くくらいでは傷もつかない。あまり強くやると袋が破けてしまいそうだが、筆者(女性、推定握力30キロ弱)は少し本気を出すことにした。

ガンッ!ガンッ!
ガンッ!ガンッ!

   強めにガンガン叩くと、氷は割れていく。5分くらいで、徐々に小さな氷ができてきた。

   しかし、同時に恐れていたことも起きてしまった。

袋が裂けた(赤丸内)
袋が裂けた(赤丸内)

   タオルを被せているとはいえ、トンカチを使っているのだ。案の定、ジップロックが裂けてしまい、氷が少し飛散してしまった。必ずしもそうなるとは限らないが、この工程は裂けることを前提に行った方がいいだろう。

   ほどよく割れてきたところで、別のジップロックに移し替えたものがこちら。コンビニ等で売っている、かちわり氷パックのようだ。

かち割りだ!
かち割りだ!
いい感じ
いい感じ

   ちなみに凍らせる前の状態と比べると、こんな感じ。

左が水、右が凍らせた後
左が水、右が凍らせた後

   氷の方は一部床に落とすなどして減ってはいるが、一般的な製氷皿で作るよりも量がある。一人飲みなら、手元に置いて多少溶けてしまっても一晩持ちそうな分量だ。

   できた氷をグラスに入れ、さっそく飲み物を注いでみた。一応、勤務中なのでお酒ではなく紅茶にしたが、なかなか様になっている。氷を入れすぎたのか、飲むと紅茶は少々薄味になっていた。

おいしく飲めそう
おいしく飲めそう

   そんな「ジップロック製氷術」だが、注意点はないのか。J-CASTニュースは2020年11月上旬、日本でジップロックを販売する旭化成ホームプロダクツ(東京都千代田区)を取材すると、以下の3点を挙げた。

●水分が多いものや液体状のものを保存する場合は、漏れるおそれがあるので、バットなどを下に敷く
●内容量は8分目以下に留める
※想像以上に膨らむと思います。8分目だとギリギリではないでしょうか。膨らむと破裂したり、ジッパーが空いてしまったりといったことにつながります。
●あらかじめ液漏れしないかを確認してから使用する

   また、筆者としては、以下の2点も追加したいところ。

●水入りジップロックは重いので、運ぶ時に注意
●トンカチを使うときは袋が裂けること前提で場所を選ぶ

   実践を考えている人は参考にしてほしい。

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