2021年 1月 20日 (水)

5G需要に期待感 ディスコなど半導体関連株の動き

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   半導体製造装置メーカーのディスコの株価が6営業日連続で上場来高値を更新するにぎわいを見せる局面があった。次世代通信規格「5G」の普及に伴い、スマートフォンに使われる半導体を切断したり磨いたりする装置の引き合いが強く業績が好調で、今後さらに成長するとの期待が集まっている。

   今回の6連騰を後押しした材料の一つが、SMBC日興証券の2020年11月20日付のリポート。連休明けの24日に配信されたもので、目標株価を2万4300円から3万3000円に大幅に引き上げる内容だった。足元の業績やディスコの計画を踏まえて「今期以降の増益確度は十分に高く、来期には過去最高益を予想する」とした。また、「(ディスコの)『KKM(切る、削る、磨く)』に特化した事業モデルは成長が可能な確固たる業界ポジションを有している点を注目したい」とも指摘した。

  • 今後の株価の行方は?
    今後の株価の行方は?
  • 今後の株価の行方は?

9月中間連結決算の内容

   株価は20日にも上場来高値を更新していたが、このリポートを受けて連休明け24日の東京株式市場でさらにジャンプアップ。一時前週末終値比5.7%(1750円)高の3万2300円をつけた。当日安値が前日高値を上回って「窓を開ける」節目のチャート図を描くことにもなった。これで2日連続の更新。株価はさらに上値を追って25日、26日、27日、30日と6日連続で更新。12月1日にようやく更新が止まり、終値ベースでも下落したが、高値警戒感による上昇一服とみられている。

   10月22日発表の2020年9月中間連結決算では、売上高が前年同期比22.6%増の832億円、純利益は27.3%増の166億円だった。5G関連市場の拡大を背景に、半導体を量産しようとするアジア地域の顧客向けに「精密加工装置の非常に高い水準での出荷が続いた」とディスコは説明している。また、消耗品である「替え刃」のような精密加工ツールの出荷についても、顧客の側で在庫積み増しの動きがあり、「高水準で推移」したという。コロナ禍の影響が小さい、堂々たる増収増益だった。野村証券はこの中間決算について「決算コメント」を出し、「会社計画を大幅に超過する内容で、事業環境は急速に改善している」と指摘した。

米アップルや韓国サムスン電子の動向は?

   めまぐるしく情勢が動く半導体業界らしく、ディスコはこのところ、四半期ごとの決算発表に合わせて翌四半期を加えた業績予想を発表している。10月22日発表の中間決算であれば2020年4~12月期についてだ。その予想をみると、売上高は前年同期比18.8%増の1215億円、純利益は19.2%増の231億円と2桁増益を維持すると見込んでいる。

   この辺りに先行きについて、市場では「中国のファーウェイが米中対立のあおりを受けるものの、米アップルや韓国サムスン電子がスマホ増産に動いており、ディスコの装置需要は回復基調が続く」(野村証券)との見方が出ている。ディスコ同様に5Gの恩恵を受ける東京エレクトロンやHOYAといった半導体関連銘柄の株価も上値を追う展開にある。それぞれに高値警戒感はあるものの、成長期待がはがれていないだけに上昇基調を維持する可能性がある。

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