2024年 4月 19日 (金)

渡部建と手越祐也、2人の「会見」にはなぜ差がついたか 「囲み」選んだ判断の裏目

待機会場より狭い本会場

   また渡部さんの会見では、質問をするレポーターの声量、あるいはマイクの音量が小さく、レポーターが何を聞いたのかが、現場で十分に共有できない状況にあった。

   手越さんの会見では各質問者にマイクが手渡され、いずれも十分なボリュームで質問内容を聞くことができた。記者は座席でメモを取りながら、質問などをしていた。

   新型コロナウイルスの「密」対策などでも、議論となりそうな点がいくつかあった。渡部さんの会見では、受付時に新品のマスクと顔全体を覆うフェイスシールドが手渡され、いずれも着用するよう呼びかけられた。受付を済ませた記者は、会見場の隣にある待機会場で待機し、指定時刻になったら隣室の会見場に移動した。待機会場には椅子が一定の間隔で配置され、そこに座って待機をするよう指示された。

   ただ、実際の会見場は待機会場よりも面積が狭く、相対的に密集しやすい環境にあった。会見中、渡部さんの近くに陣取るレポーターは基本的にフェイスシールド、マスクともに着用していた。ただ、その後ろのカメラマンや記者は、マスクをつけていてもフェイスシールドは外している人がほとんどだった。特にカメラマンは撮影時にファインダーや画面を覗き込んで「映り」を確認する必要があるため、フェイスシールドをつけると作業の障壁となっていた。また、渡部さんはマスクをせず、マウスシールドのみを着用していた。

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