2024年 4月 20日 (土)

進撃の巨人、アニメ新章に「違う世界で驚いて...」 動揺広がるも原作読者からは納得の声

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   人気アニメ「『進撃の巨人』 The Final Season」の放送が2020年12月7日未明、NHK総合で始まった。

   原作漫画は「別冊少年マガジン」(講談社)で2009年9月から連載されている。テレビアニメシリーズはこれまでの間に3シーズン放送されており、今回、最終章がスタートした。これまでの世界観を覆すような衝撃の展開の数々に多数の感想が寄せられ、トレンドにはさっそく「#進撃の巨人finalseason」が浮上した。

  • (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
    (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
  • (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

「エレンやミカサが居ない」

   「進撃の巨人」は、人を屠る巨人たちがはびこる世界を描いたダークファンタジーだ。人類は、巨人たちから身を守るために巨大な壁を築き仮初めの平和を享受していた。しかし「超大型巨人」、「鎧の巨人」といった強力な巨人の出現により、壁内も危険にさらされるようになる。熾烈な巨人との戦いの中で、主人公のエレン・イェーガーたちは巨人や壁の外の世界の真実に近づいていく。

   テレビアニメではこれまで、エレンたちが所属する調査兵団を中心に描かれ、夢に見た壁外の海にたどり着くまでが描かれた。しかし今回放送された第60話では一転して、エレンたちがようやくたどり着いた「海の向こう側」の人類の話が展開される。彼らはこれまで登場しなかった進んだ武器も用いて、人間同士で戦争を繰り広げていた。

   焦点をあてられたキャラクターはファルコ・グライス。声は、アニメ「鬼滅の刃」の竈門炭治郎などで大人気の声優・花江夏樹さんが演じる。しかしこれまで活躍してきたエレンらは登場しなかった。アニメのファンからは戸惑いの声が広がった。

「今まで見てきた『進撃の巨人』と違う世界で驚いている」
「全然知らない人らと大量の巨人は出てきたのにエレンやミカサが居ない」
「なんか戦争アニメになってるのだが・・・???」

   また変化があったのは物語の展開だけではない。第4期からはアニメーション制作会社が変わった。第一期から三期まで務めた「WIT STUDIO」から、現在話題のアニメ「呪術廻戦」などを手掛ける「MAPPA(マッパ)」となっている。

「不穏というかなんというか怖かった...」

   主題歌にも変化があった。これまでは、音楽ユニット「Linked Horizon(リンクトホライズン)」が幾度も主題歌を手掛けてきた。壮大な世界観を表現し、絶望の中でも自由を渇望し、果敢に巨人へ立ち向かう人類の雄姿を歌い上げた楽曲は非常に好評で、第一期の「紅蓮の弓矢」は2013年の第64回NHK紅白歌合戦にも選出されたほどだ。

   しかし、第4期ではロックバンド「神聖かまってちゃん」が主題歌を担当。タイトルは「僕の戦争」で、アニメの放送時に明らかになった。これまでの勇猛な主題歌から一転して、不気味でおどろおどろしいものとなっている。アニメーションでも凄惨で絶望的な様が描かれており、視聴者からは「不穏というかなんというか怖かった...」、「狂気を感じた」、「今までとまるで違う」といった感想が寄せられた。

   このような衝撃の展開や主題歌の変化に、アニメ視聴者からは「見るアニメ間違えたかと思った」といった動揺する声が上がる一方で、原作読者からは納得する声も上がっている。

「原作組からしたら大正解以外の何ものでもない」
「あの原作の迫力を余すところなく映像にしてて素晴らしい」
「諫山先生の原作でもワクワクしたけど、アニメ化で動くのはまた違ったワクワクがあってすごい楽しかった!」

   この衝撃のスタートは原作漫画の展開を踏襲しているものだった。番組サイトなどによると、今後は主人公のエレンらも登場する。また新楽曲については、原作者である諫山創さんからもお墨付きだ。特設サイト上には、このようなコメントを寄せている。

「僕が大ファンである神聖かまってちゃんにOPをやっていただけて大変嬉しく思います。 神聖かまってちゃんの楽曲は聞けば聞くほどハマってしまう楽曲が多いですが、『僕の戦争』もその一つで、想像の余地が多いことが魅力です。今回の曲も聞いていると神聖な気持ちになれます。想像力が刺激される大好きな曲です」
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