2024年 4月 25日 (木)

もし1945年の被爆地にSNSがあったら... NHKのツイッター企画「#ひろしまタイムライン」年内終了へ

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   NHK広島放送局は、1945年に被爆地・広島で暮らしていた市民の日記を元にしたツイッター企画「1945ひろしまタイムライン」を2020年末で終了すると20年12月7日に発表した。

   原爆投下日のツイートでは、当時と同じ時刻に合わせて街の惨状を伝え続けたことが、反響を呼んだ。その一方で、一部のツイート内容が民族差別を煽るものだとして、物議を醸したこともあった。

  • 「1945ひろしまタイムライン」が年内で終了(NHK広島放送局公式サイトより)
    「1945ひろしまタイムライン」が年内で終了(NHK広島放送局公式サイトより)
  • 「1945ひろしまタイムライン」が年内で終了(NHK広島放送局公式サイトより)

「シュン」「一郎」「やすこ」の3人が投稿

   「1945ひろしまタイムライン」は2020年が被爆75年となるのを受け、NHK広島放送局が「日本が戦争をしていた1945年にもしSNSがあったら」というコンセプトで20年3月からツイッター上で実施してきた企画。

   1945年の広島に暮らしていた3人の日記を元に、漫画好きの中学生「シュン」、広島の新聞社で記者をしている「一郎」、お腹に赤ちゃんがいる女性「やすこ」の3人が、当時の日記の日付に合わせて毎日ツイートをするというものだ。

   広島に原爆が投下された8月6日には、3人が当時と同じ時刻に合わせて街の惨状を連続で投稿したことが、反響を呼んだ。具体的には、以下のような内容だ。

「え?あれは何?雲?南...南の方角。ピンク、紅、空色、紫の濃淡の雲が激しい勢いで湧きかえっている」(やすこ、8月6日8時40分)
「ゆっくりと倒れ伏す、ひとり、またひとり、倒れていく 動かない、うごかない 次々 ゆっくり、道を埋め尽くしていく...どうしたら... いったい何が...」(シュン、8月6日11時32分)
「彼の最後の言葉は、水をください、だっただろうか。それとも、お母さんと呼んだだろうか 『熱かったのう...』 そう言って、水筒の水を頭から注いだ。私はもう一度水を飲んだ。何度も、飲んだ」(一郎、8月6日15時56分)
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