ロックバンド・クリープハイプのボーカルの尾崎世界観さんが、第164回芥川龍之介賞候補に選ばれたことへの喜びを明かした。尾崎さんは2016年に小説『祐介』で小説家デビューしていた。「小説を書く時間をくれたメンバーに感謝」尾崎さんは芥川賞候補が発表された2020年12月18日に自身のツイッターを更新し、「芥川賞候補だ!嬉しい!」と、「新潮」12月号で発表された『母影(おもかげ)』が芥川賞にノミネートされたことに言及。「小説を書く時間をくれたメンバーに感謝しているし、今回の芥川賞候補を、メンバー三人に捧げます」とバンド活動と並行しての小説執筆を理解してくれたクリープハイプのバンドメンバーへ感謝を記した。尾崎さんは、「いつも恥ずかしくて言えないけど、ありがとう!」とメンバーにお礼。「やったぞ!これからもよろしく!」と喜びを爆発させていた。この投稿に尾崎さんの元には、「おめでとうございます!!!自分の事のように嬉しいです!!」「作家としての尾崎さんもクリープハイプとしての尾崎さんも応援してるので、頑張ってください!」という声が集まっていた。芥川賞候補者には尾崎さんの他、宇佐見りんさん(候補作:推し、燃ゆ)、木崎みつ子さん(コンジュジ)、砂川文次さん(小隊)、乗代雄介さん(旅する練習)がノミネートしている。第164回芥川賞と直木賞(直木三十五賞)の選考会は2021年1月20日に行われる。
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