2024年 5月 5日 (日)

「太公望列車」の再来? WEST EXPRESS銀河「京都~新宮」に鉄道ファンが注目する理由、教えます

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   JR西日本の観光列車「WEST EXPRESS銀河」の2021年の運行予定が12月16日に発表された。2021年は春に京都~出雲市間の夜行便として、夏から秋にかけては京都~新宮間での運行がなされる予定だが、京都~新宮間は新宮行きが夜行、京都行きが昼行の計画である。

   新宮方面への運転計画が発表されると、鉄道ファンがざわついた理由は、この区間に20年前まで珍しい夜行普通列車が走っていたためだ。

  • WEST EXPRESS銀河(画像提供・JR西日本)
    WEST EXPRESS銀河(画像提供・JR西日本)
  • WEST EXPRESS銀河(画像提供・JR西日本)

「新宮夜行」の客層は...

   WEST EXPRESS 銀河は117系電車を改造し、簡易寝台を装備して昼夜兼用の運転に対応、実際に2020年は9月から京都~出雲市間を山陽線・伯備線経由の夜行便で運転、12月からは京都~下関間の昼行便として運転中だ。深青色の車体と夜行に対応した車内設備で、かつての夜行寝台列車「ブルートレイン」を意識したようなコンセプトが鉄道ファンから歓迎された。

   117系電車は直流なので、山陰・山陽方面の他に運行可能なJR西日本エリアは紀勢線エリアになる。10月8日には和歌山県と県下7市町村が列車の和歌山方面への運行を求める要望書を提出していた。

   この区間には2000年まで通称「新宮夜行」という夜行普通列車が走っていた。もとは天王寺駅から紀勢線方面に走っていた客車夜行列車の流れをくむもので、1986年からは165系電車に車両が変わり、1990年からは新大阪始発として新宮に向かっていた。

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