ビッグマッチは今秋以降か
一方のIBF王者アンカハスは、バンタム級転向を視野に入れており、海外の専門メディアの報道によると、陣営は転級する前にWBAレギュラー王者との対戦を希望しているようだ。今後、エストラーダやゴンサレス、シーサケットらとからんでくる可能性は低く、井岡との統一戦の可能性も低いだろう。
今回のタイトル戦で井岡の世界的評価は急上昇した。スーパーフライ級戦線の現状を踏まえると、井岡が望むビッグマッチは今秋以降に持ち越されそうな様相だが、田中戦の勝利によってチャンスは広がった。31歳のベテラン王者にとって2021年は勝負の年になりそうだ。