2021年 4月 14日 (水)

通称「空箱上場」...米市場で流行する「SPAC」とは何なのか そのメリット、懸念点を解説する

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SPACのメリットとは

   SPAC による買収での上場というと、「裏口入学」のイメージもあるが、SPACの株主総会で未上場企業を買収すると決議して新会社になるわけで、再上場審査は一般のIPOと同じ基準で行われる。

   それでも、一からのIPOのプロセスに比べて短期間で株式公開できるのが最大のメリットだ。また、IPOの公開価格は主幹事証券会社が類似企業との比較を踏まえ、投資家の需要を積み上げて決定するのに対し、SPACの場合、未上場企業の買収条件はSPACのスポンサーと相手先の企業の交渉対で決めるので、未上場企業側の意向が通りやすいことも指摘される。

   米国では2020年に約250社のSPACが上場し、調達額は計800億ドル(約8兆3000億円)を超える。SPACに買収された企業は、2011年に非公開企業となった雑誌「プレイボーイ」を発行していたプレイボーイ・エンタープライゼズをはじめ、スポーツカジノのドラフト・キングズ、宇宙旅行ベンチャーのバージン・ギャラクティック、医療保険のクローバー・ヘルスなど多彩だ。

   日本勢でも、ソフトバンクグループ(SBG)傘下の投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」の運営会社が2021年の年明けに米ナスダック市場にSPACを上場し、5億2500万ドル(約550億円)を調達した。

   SVFの幹部が役員として乗り込み、人工知能(AI)やフィンテック関連企業などを買収候補として検討している模様だ。

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