2024年 4月 25日 (木)

ネットの誹謗中傷、少しでも減らすために SNSの善意が生んだ啓発広告「#この指とめよう」渋谷に登場

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一般社団法人「#この指とめよう」を設立

   ビジュアルやコピーは、クラウドファンディング時に示された見本から一新されている。ビジュアルはイラストから写真に変更され、プロジェクト関係者の実際の指の写真が用いられた。

   コピーについては「送信ボタンを押すなら、だれかの背中を押す言葉にしたい。」、「誹謗中傷した人を罵倒するのも、誹謗中傷です。」といった既存のものに加え、

「有名税も、廃止へ。」
「人間の怒りのピークは、6秒。その瞬間で変わる人生もある。」
「リンチはたまに、正義感から生まれる。」

などが追加された。支援者らの声を反映したものだという。

   小竹さんは、支援者たちにこう感謝を述べる。

「まず支援者の方々、支援企業様、メディアを提供いただいた媒体社様、報道関係社様への感謝の気持ちでいっぱいです。 本当に、本当に、ありがとうございます。 皆さま1人1人の力で奇跡が起きました。おかげさまでSNSには悪意だけでなく、善意が沢山あるということを改めて感じることができました」

   そして今後もこのような活動を継続するために、小竹さん自らが理事となり「一般社団法人この指とめよう」を設立するという。SNS上でリアルタイムに起こる誹謗中傷を止める広告の掲出や啓発オンラインイベントの実施、若年層向けのSNS教材の開発などの活動を予定している。

   誰かに強制されるのではなくユーザー自身が主体的に言葉を選んで欲しいという想いから、小竹さんは今後も問題提起を続けていく。

「トランプ元アメリカ大統領のTwitterアカウントが凍結されました。 SNSプラットフォームに言論の自由の制限を全て任せる未来でいいのか?がいま世界に問われていると思っています。 まずはSNSユーザー1人1人の意識を向上し、安全で自由な言論空間を実現することが大切だというのが私の立場です。 新しい時代の言論をいろんな意味で守るために、問題提起を継続します」

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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