2021年 4月 14日 (水)

飯塚幸三被告に「この現実は知ってください」 池袋事故遺族・松永さんが涙で訴えたこと

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   2019年4月19日に東京・池袋で起きた乗用車の暴走事故で自動車運転処罰法違反(過失運転致死罪)の罪に問われた運転手の旧通産省工業技術院元院長・飯塚幸三被告の第5回公判が21年2月1日、東京地方裁判所で開かれた。

   事故で妻の真菜さん(当時31歳)と娘の莉子ちゃん(当時3歳)を亡くし、被害者参加制度を使って裁判に参加している事故遺族の松永拓也さんは公判後に会見を開いた。普段は冷静な松永さんだが、この日は真菜さんの父・上原義教さんの思いに、何度も涙を拭う姿が見られた。

  • 会見を開いた松永拓也さん
    会見を開いた松永拓也さん
  • ハンカチで涙を拭う松永拓也さん
    ハンカチで涙を拭う松永拓也さん
  • 涙をにじませて話す上原義教さん
    涙をにじませて話す上原義教さん
  • 会見を開いた松永拓也さん
  • ハンカチで涙を拭う松永拓也さん
  • 涙をにじませて話す上原義教さん

「もう娘は、孫は、どうしても帰ってきません」

   第5回公判では警視庁交通部の警察官が証人として出廷。自動車の不具合を理由に無罪を主張する飯塚被告側に対し、車に故障はなかったことなどを証言した。公判後、会見を開いた松永さんは「仮に(車が)壊れていた場合でも、人の力によって止めることができる。加速することはありえないと私は思う。加害者側の主張には無理があるのではないか。これが全ての主張だったのならば、遺族としては本当にやるせない」と語った。

   会見に同席した真菜さんの父・上原さんは、旧通産省工業技術院元院長を務めた飯塚被告に対し「あれだけの人間ですから、技術的なことは詳しいと思います。そういう人が(無罪だと)言い張って、(こうして)争っているのは、私は悔しい。そんなに立派な人だったら、自分のやった過ちを素直に謝ってもらって、犯した罪を償ってくれればいいんですけれども。そうではないところに憤りを感じる。悔しさと、悲しさと。色々と辛いのが正直なところです」と思いを吐露。さらに、

「もう娘は、孫は、どうしても帰ってきません。だからせめて、自分の過ちは認めていただいて、ちゃんと犯した罪を償っていただきたい。それだけです」
「本当にこんな素敵な旦那さんをもらって、私もうれしくて。娘からはいつも(松永さんのことを)聞かされていました。だから、この裁判を通して、彼が一生懸命やってくれていることをうれしく思うし、ありがたいと思います」

   と涙ながらに語った。

   上原さんの思いに、普段は冷静な松永さんも感情を抑えきれず。ハンカチで何度も目元を拭うと「加害者の考えは加害者が決めることです。期待はしませんが、この現実は知ってください。本当に。すみません、感情的になってしまって」と訴えた。

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