2021年 5月 7日 (金)

MV公開から7年、再生数ついに2億超え AKB「恋チュン」はなぜ歌い継がれるのか

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   AKB48の代表曲のひとつ「恋するフォーチュンクッキー」(2013年発売)のミュージックビデオ(MV)が2021年2月21日未明、ユーチューブ上の再生回数が2億回を超えた。1億回を超えたのは動画掲載から2年9か月が経った16年8月。それから4年半をかけて、さらに1億回再生された。

   この4年半の間に、タイ・バンコクの姉妹グループがカバーし、タイ国内でもヒット。センターポジションを務めた指原莉乃さん(28)のHKT48卒業後も後輩メンバーによって歌い継がれている。ユーチューブのコメント欄は今でも書き込みが途切れない。コロナ禍で厳しい状況が続く中、「未来はそんな悪くないよ」といった前向きな歌詞も、改めて共感を呼んでいる。

  • 「恋するフォーチュンクッキー」を披露する指原莉乃さん(中央)。AKB48グループのコンサートでは2019年5月の「指原莉乃11年ありがとう!大感謝祭」が「歌い納め」になった
    「恋するフォーチュンクッキー」を披露する指原莉乃さん(中央)。AKB48グループのコンサートでは2019年5月の「指原莉乃11年ありがとう!大感謝祭」が「歌い納め」になった
  • 指原さん卒業後の2020年1月に行われた「リクエストアワー」で「恋チュン」は11位にランクイン。HKT48の田中美久さんがセンターを務めた
    指原さん卒業後の2020年1月に行われた「リクエストアワー」で「恋チュン」は11位にランクイン。HKT48の田中美久さんがセンターを務めた
  • 「恋チュン」は2019年のNHK紅白歌合戦でも披露された。センターはAKB48の小栗有以さんが務めた(写真はリハーサルの様子)
    「恋チュン」は2019年のNHK紅白歌合戦でも披露された。センターはAKB48の小栗有以さんが務めた(写真はリハーサルの様子)
  • 「恋するフォーチュンクッキー」を披露する指原莉乃さん(中央)。AKB48グループのコンサートでは2019年5月の「指原莉乃11年ありがとう!大感謝祭」が「歌い納め」になった
  • 指原さん卒業後の2020年1月に行われた「リクエストアワー」で「恋チュン」は11位にランクイン。HKT48の田中美久さんがセンターを務めた
  • 「恋チュン」は2019年のNHK紅白歌合戦でも披露された。センターはAKB48の小栗有以さんが務めた(写真はリハーサルの様子)

2018年にタイで人気爆発

   「恋チュン」は、指原さんが13年の「選抜総選挙」で初めて1位を獲得したことを受けて13年8月21日に発売。MVの主なシーンは、旧HKT48劇場(福岡市中央区、16年3月に移転)付近の道路で撮影され、フルバージョンの動画が13年10月31日にユーチューブに公開された。

   パパイヤ鈴木さんによる親しみやすい振り付けが話題になり、全国の地方自治体や企業でも「恋チュン」ダンスを覚えて独自の動画を公開する動きも広がった。こうした動きに後押しされて、16年8月12日に再生回数が1億回を突破。AKB48の楽曲としては、「ヘビーローテーション」(2010年発売)が発売から3年半で「1億超え」しており、「恋チュン」が国内アイドルとしては最速を塗り替えていた。

   その後も「恋チュン」の知名度は上がった。

   17年12月にはタイ・バンコクを拠点にする姉妹グループ「BNK48」が「恋チュン」をタイ語でカバーして発売。タイでも日本と同様に踊りをマネしてユーチューブに公開する人が続出し、BNK版「恋チュン」のMVは、17年11月公開から半年で再生回数が1億2000万を超えた。

   18年5月にはワチラロンコン国王の姉、ウボンラット王女が若者向けのライブで「恋チュン」ダンスを披露し、話題になった。こういった経緯もあり、この頃から「本家」のMVには英語やタイ語のコメントが目立つようになった。

「この明るさを今の時代に」

   指原さんが19年4月にHKT48を卒業してからも楽曲は歌い継がれている。NHK紅白歌合戦では、18、19年と2年連続で海外の姉妹グループとコラボして「恋チュン」を披露。18年は指原さん、19年は小栗有以さん(19)がセンターを務めた。披露する楽曲をファンの投票で決めてランキング形式で披露する20年1月の「リクエストアワー」では、「恋チュン」がAKB48のシングル表題曲としては最も順位が高い11位にランクイン。HKT48の田中美久さん(19)がセンターでパフォーマンスしている。

   MV掲載から7年以上が経った今でもコメント欄への書き込みは続く。ここ1か月ほどの書き込みは、最近の厳しい社会情勢と、楽曲の前向きな歌詞を重ね合わせた内容が目立つ。

「この明るさを今の時代に」
「コロナ禍のいま、なんか染みる」
「マスク無しの表情が懐かしい。いつかこの頃の世界に戻りますように」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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