2024年 4月 26日 (金)

「ライバーになりませんか」SNSに飛び交う「スカウトDM」、送り主は何者? 「業界」の実態を探った

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ライバー事務所とプラットフォームで、ライバーの取り合いに?

   このようにライバー事務所は、ライバーたちに配信のためのサポートやタレントとしてのマネジメントを行っているとのことだ。

   また事務所に所属すると、プラットフォームの規定する「公式ライバー(認証ライバー)」になることができるという。公式ライバーになると個人でライブ配信を行うよりも報酬が増える、「公式ライバー」として露出が増えるなどメリットがある。横田さんによれば時給が2000~3000円を超えるライバーも少なくなく、中には月に数百万円稼ぐような専業ライバーもいるとのことだ。

   「公式ライバー」になるには、プラットフォームと契約を結ぶという手もある。プラットフォームも事務所同様に、ライバーのスカウトやマネジメントを行っているのだ。

   しかし横田さんは、ライバーとプラットフォームの間の契約形態に疑問を感じていたと話す。

「いくつかのライブ配信プラットフォームはライバーに対して独占契約を結んでいます。ライバーは契約期間内に他のライブで配信ができないというものです。ただ現状日本では数十にも及ぶ魅力的なプラットフォームがある中で、独占契約のようなライバーの可能性を狭めるものはナンセンスと感じました」

   ある事務所の担当者は、ライバーのスカウトや育成については事務所側に託されていたのに、途中からプラットフォーム側がその事業に参入しだしたために困っていると話す。

「本家(プラットフォーム)にスカウトされちゃうと勝てないんです。力がある子たちが、どんどん事務所からプラットフォームに引き抜かれてしまいました。これがきっかけでSNS上でのスカウトがデットヒート化したのではないでしょうか」

   この事務所によれば、当初はプラットフォーム内で公式ライバーの勧誘を行っていたという。しかし事務所所属ライバーを公式プラットフォームが引き抜くことなど、スカウト同士の問題が多発した。そこでこの事務所はプラットフォーム内で勧誘するのではなく、ツイッターやインスタグラム上で「無所属ライバー」を発掘することにしたと話した。

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