2024年 4月 19日 (金)

9回1死満塁も...2球であっけなく敗戦 コロナ禍8選手入れ替えの広島、好機生かせず鯉党落胆

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   プロ野球の広島は2021年5月18日、東京ドームで巨人と対戦し2-7で逆転負けした。

   広島は5回に2点を先制するも、その裏に先発・大瀬良大地(29)が2本のタイムリーで3失点。7回には2番手コルニエル(25)が2死から連続本塁打を浴び3点を失った。打線は9回に1死満塁のチャンスを作ったが、1番・田中広輔(31)、代打・堂林翔太(29)がそれぞれ初球を打ち上げて試合終了となった。

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コロナ禍で8選手が登録抹消

   5点ビハインドの9回、広島に大きなチャンスが訪れた。

   この日1軍に昇格したばかりの巨人5番手ビエイラ(28)が乱れ、広島は追加点の絶好の機会を得た。先頭・クロン(28)が2塁打で出塁し1死後、宇草孔基(24)、長野久義(34)が連続四球で満塁とした。ここで巨人ベンチが動き、戸根千明(28)を6番手としてマウンドに送り込んだ。

   5点差とはいえ、大ピンチでマウンドを任された戸根。打席のベテランに大きな期待がかかったが、田中は初球を叩いてセンターフライに打ち取られ3塁走者は動けず。続いて打席に入った代打・堂林も戸根の初球をライトに打ち上げゲームセット。最終9回に迎えた追加点の好機は、わずか「2球」であっけなく幕を閉じた。

   この日は主力を欠く厳しい戦いだった。チームの主力選手である菊池涼介(31)、小園海斗(20)、正隨優弥(25)の3選手が新型コロナウイルスの陽性反応を示し、出場選手登録を抹消。検査で陰性だった5選手も球団の判断で登録を抹消し、計8選手が入れ替わる緊急事態に直面していた。

5位中日には0.5ゲーム差に迫られる

   チームが苦境に立たされる中で、「7番・サード」でスタメン出場した林晃汰(20)が奮闘した。5回1死1、3塁の場面でレフト前にタイムリーを放ち、先頭でまわってきた7回にはセンター前にはじき返し2本目のヒットを記録。この日は3打数2安打1打点と、20歳の若武者がしっかりと爪痕を残した。

   それでもチームは敗れ、これで借金「5」。3位ヤクルトとのゲーム差は4.5ゲーム、5位中日には0.5ゲーム差で迫られている。

   苦しいチーム事情のなか最終9回は意地を見せて欲しかったという鯉党の声もみられ、インターネット上では「こんな時だからこそ最後まで諦めない気持ちが必要なんだ」と指摘する声の一方で、「初球からポンポンと凡フライ」と好機の初球打ちに落胆する声も上がった。

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