2024年 4月 24日 (水)

「無理して走る場面ではなかった」 サヨナラムード一変、SB周東「痛恨の盗塁死」に鷹党モヤモヤ

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   プロ野球のソフトバンクは2021年6月8日、PayPayドームで広島と対戦し1-1で引き分けた。

   1-1の同点で迎えた9回、流れがソフトバンクに傾きかけた。

   先頭・柳町達(24)が、広島のクローザー栗林良吏(24)からセンター前ヒットを放ち無死1塁。ここでベンチは足のスペシャリスト周東佑京(25)を代走に起用した。無死1塁のチャンスで打順はクリーンナップへ。サヨナラ勝利への期待が一気に高まった。

  • 周東佑京選手(写真:Penta Press/アフロ)
    周東佑京選手(写真:Penta Press/アフロ)
  • 周東佑京選手(写真:Penta Press/アフロ)

広島バッテリーに完全に読まれ...

   打席には3番・栗原陵矢(24)。周東はスタートの構えを見せながらもスタートを切らず。栗原は5球目のフォークをセンターに打ち上げ、1死1塁となり4番・柳田悠岐(32)を打席に迎えた。

   栗林が柳田に投じた2球目に周東がスタートを切ったが、完全に広島バッテリーに見抜かれていた。ボールを外角高めに外し、曾澤捕手が正確に2塁に送球してタッチアウト。リーグ2位の16盗塁を誇る俊足は、広島バッテリーの読みに屈した。

   チャンスから一転、2死走者なしとなったが、ここで柳田が意地を見せた。体勢を崩しながらも栗林のフォークを捕らえ左中間へ運んだ。柳田は果敢に2塁を狙い、クロスプレーとなるも判定はセーフ。この判定を巡り佐々岡監督はリクエスト要求した。

   審判団によるリプレー検証の結果、判定が覆りタッチアウト。ここで試合が終了した。

意地見せた柳田には「あの場面でよく打った」

   ソフトバンクにとって痛恨のドローとなった。長打が出ればサヨナラの可能性もあった9回の攻撃は、いくつかの選択肢が想定できただけに、試合後SNSでは鷹党から不満の声が上がった。

   ツイッターでは周東の盗塁のタイミングを巡って「なぜ栗原の打席で走らなかったのか」「あそこは無理して走る場面でなかった」「大事な局面だったのに...」との声が上がり、一方で柳田の走塁については「柳田は仕方がない」「あの場面でよく打った」と一定の理解を示す声もあった。

   チームは3連勝を逃し、セ・パ交流戦4勝6敗3分けで10位に低迷している。パ・リーグ首位の楽天は交流戦でも首位に浮上し好調を維持している。リーグでは楽天を2.5ゲーム差で追いかけ2位につけるソフトバンク。ここから巻き返しなるか。9日の広島戦は東浜巨(30)が先発のマウンドに上がる。

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