2021年 8月 3日 (火)

「状況が切迫している」北朝鮮で食糧危機 正恩氏危機感あらわ、コロナ禍が原因か

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   北朝鮮の金正恩総書記が、朝鮮労働党の集会で「人民の食糧状況が切迫している」と言及する異例の事態だ。正恩氏は、農業への対応を「最優先的に解決すべき戦闘的課題」と位置づけ、強い危機感を示した。

   正恩氏の発言によると、食糧事情が切迫している理由は「昨年の台風の被害のため」。ただ、国際機関の推計では、国内の生産量は例年と大きくは変わっていない。むしろ問題とされているのは、必要な輸入量を輸入する見通しが立っていない点だ。新型コロナウイルスの影響で閉鎖を続けている国境管理の見直しを迫られる可能性もありそうだ。

  • 朝鮮労働党中央委員会第8期第3回総会の様子。金正恩総書記が食糧難について異例の言及をした(写真は労働新聞から)
    朝鮮労働党中央委員会第8期第3回総会の様子。金正恩総書記が食糧難について異例の言及をした(写真は労働新聞から)
  • 朝鮮労働党中央委員会第8期第3回総会の様子。金正恩総書記が食糧難について異例の言及をした(写真は労働新聞から)

農業は「わが党と国家が最も重大視し、最優先的に解決すべき戦闘的課題」

   正恩氏の発言があったのは、2021年6月15日に開幕した朝鮮労働党中央委員会第8期第3回総会。6月16日の国営メディアの報道によると、正恩氏は

「農業部門で昨年の台風の被害のため穀物生産計画を未達成だったことで、現在、人民の食糧状況が切迫している」

として、今回の総会で積極的な解決策を打ち出すように求めた。さらに、

「農業を立派に営むのは現在、人民に安定した生活を提供し、社会主義建設を成功裏に促すためにわが党と国家が最も重大視し、最優先的に解決すべき戦闘的課題」

とも述べたという。

   20年8月下旬~9月上旬にかけて、台風8~10号が立て続けに北朝鮮を直撃。国営テレビは夜通しで台風情報を伝えたり、アナウンサーが現地から被害状況を実況したりする異例の体制を組んだ。正恩氏が言及した「台風の被害」は、このことを指しているとみられる。

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